こんにちは、KOUです。
依然として猛威をふるっている新型コロナウイルス。
その接触通知アプリとして、厚生労働省が2020年6月に提供を開始した「COCOA」。
1型糖尿病を持病にもつ身として、絶対にコロナにかかる訳にはいかないので、
私もあらかじめ「COCOA」をスマホにインストールしていました。
そんなとある日の朝・・・・・・
突然スマホに表示された、世にも恐ろしい衝撃の通知から、
「COCOA」に振り回された私の数日間を振り返っていきます。
COVID-19にさらされた可能性があります
2020年9月28日早朝。
いつもの時間にアラームが鳴り、半分寝ぼけながらスマホを開いた私。
「・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・ハァァ!?」
トップ画面には、何やら見慣れない通知が表示されていました。
(・・・・・・ウ、ウソだろぉ??)
私は急いでCOCOAアプリを立ち上げ、
「陽性者との接触を確認する」
をタップしました。
すると・・・・・・

頭の中がクエスチョンだらけになった私。
寝ぼけて見間違ったんじゃないか・・・・・・。
とりあえず、起き抜けに見たプッシュ通知をもう一度確認しようと思い、
通知センターを確認するも・・・・・・
プッシュ通知は既に消えており、再度見ることは出来ませんでした。
寝起きで頭が回らない中、とりあえずこの意味不明な状況について、
ひたすらネットを調べあさりました。
するとこの状況、実はよくある不具合的な挙動で、
8月以降、数千件の苦情・相談が厚生労働省に寄せられているらしく・・・
ココがダメ
COCOAアプリでは、陽性者と「1メートル以内に15分以上」という基準を満たさないと接触と検知されないが、プッシュ通知の検知基準では、アプリより広い範囲で接触を検知しており、アプリの基準を満たさない接触でも通知が出されていた。
つまり・・・
COCOAアプリ側は正しく検知しており、プッシュ通知側が間違っている。

さらに調べを進めると、こういった不具合な状況の場合、
陽性者と本当に接触があったかどうかを確認する方法があるとの事。
順を追って確かめてみる事にしました。
(※iOS13.7の場合の確認方法)
① 「設定」⇒「接触通知」をタップ。
② 「接触のログ記録の状況」をタップ。
③ 「接触チェックの記録」をタップ。
④ 日付が並んでいるので、最新の日付をタップ。
⑤ 「一致したキーの数」に「1」と表示されている。
⑥ ⑤の「チェックの詳細」画面下部の「新規ファイル」を一つずつタップして確認。
とあるファイルが「一致したキーの数が1」に該当と判明。
⑦ 念のため⑤「チェックの詳細」画面の他の新規ファイルを確認すると、
確認できたすべてのログでキーの数は「0」だった。
この時点で、⑥のファイルのハッシュ値に該当する日時に、
陽性者と接触した可能性が高いことが判明しました。
ただ、あくまでも「9/28にこのハッシュが提供された」だけで、
この時点で、何日に陽性者と接触した可能性があるのかわかりません。
そこで、
⑥の「一致したキーの数が1」に該当したハッシュ値を入力して検索することで、
具体的な「陽性者との接触日」を調べることが可能なサイトを、
非公式ながら2つ発見しました。
実際にサイトで検索すると・・・・・・
2つのサイトとも、
接触日は「9/17」
という結果が出ました。


一悶着!?電話で必死のやりとり
ここで私はまず、
東京都の新型コロナウイルス相談窓口に電話しました。
相談窓口側の回答を整理すると・・・・・・
2週間ぐらいは検温など体調管理に気を付けながら、
基本的には普通に生活して問題ないとの事でした。

持病のこともあり、万が一の事も考えられるため、
次に私は、最寄りの保健所にも一応電話相談してみることにしました。
「プルルルル・・・・・・」
「プルルルル・・・・・・」

何度かけても電話はつながりませんでした。
もうあきらめて、このまま遅刻だけど仕事に行こうかな・・・とも考えました。
ただやはり、
ココに注意
万が一コロナに感染していた場合、自分だけの責任ではなくなります。
「よし、もうこの電話に出なかったら・・・」
最後の望みをかけて電話したところ、
なんとなんと奇跡的に電話はつながったのです。
しかし・・・・・・
電話に出た男性の方は、コロナウイルスの担当者ではないから、
相談には応じられないと・・・。

しかも今電話が混みあっているので、
10時以降にもう1度電話をかけなおしてくれれば、
担当者の手が空く可能性が高いと言うのです。
私は、
「では、10時以降に保健所側から私に電話をいただけますか?」
とお願いしました。
そしたら・・・
・・・・・・
「それは決まりとして、できません」だと💢。

少し頭にきた私は、あくまでも冷静な口調で、この対応はおかしいと訴えました。
散々何回も電話かけて、やっとつながったと思ったら実は担当者じゃない。
しかもフリーダイヤルじゃないので、
当然電話がつながった時点で、どんどん電話代がかかっています。

しかも10時以降にこっちからまた、つながるまで何回も電話しろと・・・?
仮に電話がつながったとしても、
その電話で担当者と話せる確約が100%ある訳じゃないですよね。
だったら、
保健所内で手があいた担当者の方から、私に電話をいただきたいと・・・。
こっちは緊急事態でとにかく急いでるので、
保健所側からお手すき次第、こちらに電話をいただけた方が、
スピーディーに相談を始めれる可能性が高いじゃないですかと・・・。
ここまで言っても、電話口の人は
「基本的には、そちらから電話を頂く事になっていますので」と
なかなか首を縦にふりませんでした。

結局・・・・・・
何とか説明して説得し続けて、
やっと電話をいただける約束をこぎつけました💧

そして10時過ぎ、無事に女性の担当者の方からお電話をいただき、
私は改めて現在の状況を相談しました。
基本的な回答は、東京都の相談窓口と一緒でした。
ただ、もし持病のことが心配で・・・ということであれば、
指定の病院に行って受診してもらい、担当医と相談してもらって、
その結果次第ではPCR検査を受けられるかもしれませんよ・・・との事でした。

心を落ち着けて色々冷静に考えた結果、私は病院に行くことにしました。
※後日談
やはり、私のようなケースで保健所への電話相談が相次いでいるようで、東京都は保健所の負担を軽減するため、こうした問い合わせに応じるコールセンターを10月中に開設することになりました。

担当医と相談の末・・・ついに・・・
私は急いで指定の病院に電話し、一連の事情を説明しました。
すると運よく、その日は今から来ても大丈夫との事。
私は急いで病院へと向かったのでした。
病院に到着した私は、記入した問診票を手に、
今日の一連の流れを簡潔に受付の方に説明し、
結果として、何とかこのあとすぐ受診できる運びとなりました。
30分ほど待ったでしょうか・・・。
「KOUさぁ~ん」
名前を呼ばれ診察室に入り、私は改めて今日の一連の経緯を説明しました。
担当医の方は、笑いながらこう言いました。
「まぁ・・・COCOAで通知が来ちゃったんだからしょうがないですよね(笑)」
「もしもの事もあるし持病のこともあるので、PCR検査をやりましょう!!」
日本中で今現在も、簡単にはPCR検査をやってもらえない状況の中、
こうして私は、早朝のCOCOAのプッシュ通知がきっかけで、
最終的には結局、PCR検査を受けることになったのです。

だが、ここで問題点。
PCR検査を受けるという事・・・・・・
つまりそれは、
ココに注意
検査結果が出るまでは外出自粛しなければならないということ。
結果発表は3日後の木曜日。
それまでは外出禁止=自宅待機とのことでした。
現在の私の仕事は、仕事内容的に自宅での在宅勤務ができません。
この時点で私は、
熱もない、倦怠感もない、咳もない、味覚障害もない、
コロナウイルスに対する何の自覚症状も一切ないまま、
仕事を数日間休まなければならないことが決まりました。


今回のPCR検査は、一般的に知られている鼻に綿棒を突っ込むタイプではなく、
唾液をサンプルとして採取するタイプとなりました。
鼻に綿棒を突っ込むPCR検査では、かなりの確率で患者さんは咳やくしゃみをしてしまい、
ものすごい勢いで唾液の飛沫が周囲に飛び散ってしまいます。
これにより病院側は、仮にマスクやゴーグル、防護服を毎回変え掃除を徹底したとしても、
コロナ感染のリスク増大は否めませんでした。
そこで、唾液をサンプルとして採取するPCR検査が、6月に保険認可されました。
唾液採取でのPCR検査は、指定された容器の中に自分の唾液を出すだけでいいのです。

とりあえず、PCR検査では大量の唾液を出さなくてはならないので、
待っている間は酸っぱいものを考えたりして、
できるだけ口の中に唾液をため込むように頑張りました(笑)
数分後看護師の方に呼ばれ付いて行くと、看護師は病院の入り口を出ていき、
なぜか外の方に向かっていきました。
そして、一般病棟からは隔離された
「関係者以外立入禁止」
と厳重に書かれた、一般の人はまず開ける事さえないだろう、
分厚いドアで閉ざされた診察室に入りました。

看護師さんは、フェイスシールドにマスク、ゴーグル、手袋など防御は完璧。
それでも笑顔で優しい対応をしてくださり、
こちらを一切不安にさせまいという心遣いを感じました。
そして私は看護師の指示通り、ビニールの手袋をはめさせられ・・・・・・
2~3分かけて、ここからひたすらよだれを垂れ流しましたよ(笑)

何とか必死で最低ラインの2mlの唾液を出し切り、
何の痛みもなく無事PCR検査は終了したのでした。
そして・・・結果発表~!!
9/28にPCR検査をし、
3日後の10/1(木)と言われていた、PCR検査の結果発表。
朝に連絡が来れば、午後からでも仕事に行ける。
もし夕方連絡が来るようなら、木曜も1日仕事は休まなければならない。
少しでも早く連絡が来ないかなぁ・・・と思っていました。
すると、
水曜日の夜、突然病院から電話がかかってきました。
結果ははたして・・・・・・
・・・・・・
電話口の女性の看護師さんは、笑いながら私に告げました。
「やっぱり・・・
『陰性』でした!!」
私も思わず・・・こう言いました。

こうして、
COCOAのプッシュ通知にとことん振り回された私は、
9/28~9/30の3日間かけて、
「PCR検査陰性」
という検査結果を、無事に獲得したのでした!!
今後の新型コロナウイルスに対する問題点とは?
持病の心配もあり、絶対にコロナウイルスに感染できないとの思いから
携帯にインストールした接触確認アプリ「COCOA」
調べてみると、iOS版COCOAアプリにおいて、
「プッシュ通知と接触表示の結果が一致しない」という報告は、
かなりの数が報告されています。
そうなると、今後も私のように、COCOAの通知に振り回されてしまう人が、
どんどん増えてしまうのではないかと危惧しています。
少なくとも、「アプリにはこういう問題があり、現在調査しています」と、
通知機能などでアプリ利用者全員に知らせても良いのではないでしょうか。
COCOAはあくまでも、
「陽性となった場合」のみ
履歴を使用して、陽性者との接触日の行動の「後追い」ができるアプリとして使用すべきです。
今回のように、アプリ利用者を振り回すようなアプリではいけないですね。
今後のCOCOAアプリの機能改善に期待しています。
また先程も述べましたが、PCR検査の結果発表が長引くのも問題点として挙げられます。
検査結果が出るまでは自宅待機せねばならず、
私のような職種の人は在宅勤務は不可能なので、
行きたくても仕事を休まなければなりません。
また万が一仮に、私が陽性だった場合ですよ。
私との接触者は何人もいるわけで、私が自宅待機中もみな普通に活動しているわけです。
つまり、時間が経てば経つほど、PCR検査を受けなきゃいけない対象者が、
芋づる式に増えていってしまうという問題点もありますね。

また、職場の対応に関しての問題点もあります。
実際私はPCR検査の日、職場の課長から何回も電話がありました。
私がPCR検査を受けることで、課長は親会社から報告書の提出を命じられたようで、
接触日とされた9/17近辺や最近の行動履歴を、根掘り葉掘り聞いてきました。

熱がある、倦怠感がある、咳がでる、味覚障害があるなど、
自覚症状がある状態でPCR検査を受けたのならわかりますが、
私のように、無症状だが念のためPCR検査をうけた人は、
このような聴取を会社から受ける必要がはたしてあったのでしょうか。
「PCR検査を受けた」という事実だけで、みんな一緒くたに考えてはいけないです。

COCOAも携帯にインストールした・・・
(持病の心配もあるが)まわりに迷惑をかけないためにPCR検査をした・・・
ただただコロナに対して真面目に対応しただけなのに、
結果として、会社から無駄にプライベートな聴取を受けたり、
仕事を休まなければならなかったり・・・

新型コロナウイルスに対する医学的な研究やワクチンの開発など、
医療関係者や専門家にはもちろん頑張ってほしいです。
それとともに、
今回問題になった「COCOAアプリ」や、
PCR検査などコロナに対する会社の対応など、
今後改善すべき問題は他にも山ほどあるということが今回わかりました。
新型コロナウイルスはいつ終息を迎えるのか・・・・・・
いまのところ全然先は見えません。
今後再び、PCR検査を受けることがあるのかも知れません。
ただ今回の一件は、色々なことを考えさせられましたし、
色んな意味で貴重な体験でしたし、非常に勉強になりました!!