こんにちは、KOUです。
コロナ禍の状況の中、入場者数を制限して開催されている大相撲秋場所。
今場所は、コロナによる稽古不足が関係しているのか、休場者も続出。
13日目には、先場所奇跡の復活優勝を果たした照ノ富士まで休場してしまい、
今場所の十両以上の休場者は白鵬、鶴竜の両横綱や再出場者らを含めて13人。
そんな中、14日目を終えて優勝争いトップに立った正代。
はたしてこのまま優勝となるのか・・・
あるいは優勝決定戦へともつれこむのか・・・
それでは見ていきましょう!!
14日目を終えて・・・優勝争いは?
<十四日目の様子>
本日の「敢闘精神あふれる力士」一位は正代!
正代ー朝乃山の一番はYouTubeでもご覧いただけます!https://t.co/PJGbVLZRM7#sumo #相撲 #9月場所 #秋場所 pic.twitter.com/h5tZ8GaI4k
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14日目を終えての優勝争い
- 2敗 正代
- 3敗 貴景勝 翔猿
今年の初場所、あの奇跡の幕尻優勝をとげた徳勝龍と激しい優勝争いを演じ、
14日目の直接対決に敗れ、あと一歩のところで初優勝を逃した正代。
今場所こそは、本割で勝って初優勝を決めたいところですね。
優勝争いの行方は混沌?
【優勝に近づくのはどっち!? 注目の大一番!】
熊本出身初の優勝を狙う正代か、3連敗からの大逆転の朝乃山か。#朝乃山 - #正代#大相撲 #秋場所 十四日目幕内の全取組動画はこちらでチェック↓↓https://t.co/bBF3rm99Vo#NHK大相撲 #sumo #nhksumo pic.twitter.com/vdnqLVOecS
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優勝争いの行方
- 〇正代 ー 翔猿 × ➡ 13勝2敗で正代初優勝。
- × 正代 ー 翔猿〇 〇朝乃山 ー 貴景勝 × ➡ 12勝3敗同士の正代と翔猿の優勝決定戦。
- × 正代 ー 翔猿〇 × 朝乃山 ー 貴景勝〇 ➡12勝3敗で並んだ正代と翔猿と貴景勝による優勝決定巴戦。
優勝決定巴戦が今場所でもし実現すれば、
幕内では1994年春場所の曙、貴ノ浪、貴闘力以来7度目となります。
今場所の正代はなぜ強い?
【単独トップ!!】
大関 #朝乃山 を破り
ただ1人2敗を守った #正代「思いきりいった。
一番いい立ち合いだった。
あすは悔いのない相撲を取る」「(優勝の意識は)
まだですかね
帰ったらすると
思うんですけど・・」取組は
↓↓https://t.co/ubMpVivwao pic.twitter.com/U36M5916RD— nhksumo (@NhkSumo) September 26, 2020
正代は昨年2019年の九州場所から完全に覚醒しています。
- 2019年九州場所 西前頭10枚目 11勝4敗
- 2020年初場所 西前頭4枚目 13勝2敗
- 2020年春場所 西関脇 8勝7敗
- 2020年夏場所 新型コロナウイルス拡大により中止
- 2020年名古屋場所 東関脇 11勝4敗
- 2020年秋場所 東関脇 12勝2敗(14日目時点)
東京農業大学2年生の時に学生横綱となり、2014年春場所初土俵。
幕下付出デビュー資格は、学生横綱のタイトル獲得から1年間という期限があるため、
この時点で既に失効しており、前相撲からのスタートとなりました。
本人自ら「プレッシャーに弱い。それに負けるとクヨクヨするタイプ」と言う通り、
まわりからは「ネガティブ力士」なんて揶揄されていました。
そんな弱気な「ネガティブ力士」から脱却できるきっかけとなった要因。
それは、朝乃山への「ライバル心」でした。
正代は朝乃山の2歳年上。
アマチュア時代の実績は先述したとおり、
2年生の時に学生横綱になるなど、完全に朝乃山を圧倒しています。
しかし大相撲の世界では・・・
「初優勝」も「大関」の座も、あっという間に朝乃山に追い越されてしまいました。
あっという間に大関にかけあがった朝乃山の活躍に、
「同じ学生相撲出身として悔しい」
と、悔しさを隠さなかった正代。
今まで「ネガティブ力士」と言われていた男が、ここから変わりました。
正代の立ち合いは、頭から低く当たるわけではなく、基本的に頭を上げて胸で受けます。
以前の正代は、立ち合いにどうしても相手を待って受けてしまうので、
土俵際までに何とか相手の勢いを止めて、そこから・・・という相撲が多かったですね。
そんな正代の相撲の取り口に、元若乃花の花田虎上氏からは、
「あんな相撲とってたら30歳くらいで体がボロボロになる」
と言われていたくらいです。
しかし現在は、独自の研究で下半身の強化にも積極的に取り組み、
筋力アップに成功したのか、立ち合いでの踏み込みの圧力が完全に上がっています。
元々、先輩力士の元豊ノ島からは、
「相手に体を寄せていく際の足の運びは天才的」
と言われていました。
この天性の才能に加え、立ち合いで押し負けないという「自信」がついたのでしょう。
以前の正代は、体の柔らかさなど、柔和な取り口の印象でしたが、
いまや完全に「力強さ」が際立つ力士となりました。
現在12勝2敗。
場所前は一切言われていなかった、「大関昇進」のムードも急浮上しています。
もし今場所初優勝を決めれば13勝2敗。
大関昇進の条件とされているのは、直近3場所が計33勝。
正代の場合、今場所13勝でも直近3場所の合計は32勝となります。
ただ、八角理事長(元横綱北勝海)は、直近3場所の成績よりも、
むしろこの1年の安定した成績を評価していると言われています。
白鵬と鶴竜の両横綱は、ケガ続きで先は長く無いのかも知れません。
大関も栃ノ心と高安が陥落して、現在は朝乃山と貴景勝の二人のみ。
はたして・・・優勝の行方は?
正代が「初優勝」と「大関昇進」をダブルでGETするのか・・・
それとも・・・??
【速報】令和2年 大相撲秋場所千秋楽 結果
東 | 決まり手 | 西 |
東関脇 〇 正代 | 突き落とし | 翔猿 ● 東前14 |
正代、初優勝を決めましたぁぁ~!!!
【正代 悲願の初優勝!!】
熊本に初賜盃、大関の座を引き寄せる#正代 - #翔猿#大相撲 #秋場所 千秋楽正代、翔猿の今場所の全取組動画はこちらでチェック↓↓https://t.co/ASmNqcrHR2#NHK大相撲 #sumo #nhksumo pic.twitter.com/4JMTWSNiXJ
— nhksumo (@NhkSumo) September 27, 2020
正代、今までの相撲人生で1番緊張していたようです。
そりゃ~無理もないですね(笑)
優勝インタビューでは、涙も見せず喜びを押し殺したような態度でしたが、
取組後の花道で付け人と泣いて喜んでいた姿には、思わず目頭が熱くなりました。
<正代優勝!>
取組後、付け人の津志田と涙。#sumo #相撲 #9月場所 #秋場所 #正代 pic.twitter.com/clIPjuv3Kp— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) September 27, 2020
また日本相撲協会の発表で、臨時理事会の招集が決定したようです。
事実上、来場所の「新大関 正代」の誕生が決定しましたね!!
早くも来場所が待ち遠しくなりました!!