こんにちは、KOUです。
先日は、2ヶ月に1度の定期検診でした。
前回、「FreeStyleリブレの導入」という
新たなステージに突入したわけですが、
あれから2ヶ月弱、
検査結果はどうなったのでしょうか・・・・・・
今回のテーマ
- HbA1c 前回7.6%からどうなった?
- FreeStyleリブレの導入で生活はどう変わった?
- 朝の高血糖は改善された?
- 超速攻型インスリン「フィアスプ」の導入
- 障害年金3級認定に向けて
それでは順にお伝えしていきましょう!!
HbA1c 前回7.6%からどうなった?
あいにくの天気の中、
今回も7時半には病院に到着。
先客は15人ほど居たでしょうか・・・・・・
無事に受付を済ませ、
いつも通りサクッと採尿&採血。
保険証の確認を済ませ、
受付の椅子に座って待っていると・・・・・・
少し離れたななめ前の席で、若い女性が
「ゴホッ、ゴホッ!!」
咳をする口を手で覆う事もなく、
マスクはウレタンのみ、手にはのど飴の袋が・・・・・・
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ~!!」
女性の咳は止まらない・・・・・・
自然と背を向けて座る私。
結局女性は、さすがに周囲の気まずさを感じたのか、
足早に去っていきました。
そうこうしているうちに、
この日はいつもより早く、担当医が診察室へ向かう姿を確認。
しかし・・・・・・
この日呼ばれたのは4番目でした~💧
さぁ・・・はたして今回のHbA1cの結果は?
↓ ↓ ↓
正直言うと、
今回の検査結果には自信がありました。
いったいなぜ自信があったのか・・・・・・
それは後程話すことにしましょう。
FreeStyleリブレの導入で生活はどう変わった?
FreeStyleリブレは、
血糖の変動パターンや変動推移を
いとも簡単に知ることができるグルコース測定器。
注意ポイント
厳密に言うと、リブレは血糖値測定器ではありません。
※グルコース値と血糖値の違いについて、詳細は以下の記事をお読みください。
前回の定期検診日からFreeStyleリブレが処方され、
私の生活ははっきり言って一変しました。
FreeStyleリブレの導入で変わったこと
- 日々の血糖値測定で、痛みをともなう指先穿刺が必要なくなった
- グルコース値が24時間いつでも測定し放題になった
- 血糖変動を「点」ではなく「線(グラフ)」で見れるようになった
- 担当医がいつでも自分の血糖変動データを見れるようになった
それでは1つずつ解説していきましょう!!
日々の血糖値測定で、痛みをともなう指先穿刺が必要なくなった
今までは、
毎回指先に採血用穿刺器具を用いて血を採取し、
その血をセンサーに読ませて血糖値を測定していました。
しかしこのリブレは、日々の血糖値測定で、
その痛みをともなう指先穿刺が必要なくなったのです。
装着するリブレセンサーは小型で薄く目立たないですし、
装着時もほとんど痛みはありません。
センサーは最長14日間使用可能。
上腕後部に装着したまま服を着ることができますし、
耐水性があるので、運動中や入浴中もそのまま装着できます。
ただルール上、
リブレセンサーは月に2個までしか処方してくれません。
装着に失敗したり、使用中に取れてしまっては大変です。
※前回のリブレセンサー装着失敗について、詳細は以下の記事の「心配事が・・・・・・見事的中!!」項をお読みください。
【近況報告】定期健診 2021/6/19
続きを見る
さらに違う日には、
リブレセンサー装着部をドアに引っ掛けてしまい、
付け替えてたった2日で、センサーが取れてしまうというアクシデント!!
グルコース値が24時間いつでも測定し放題になった
さらにスマートフォンアプリ、
「FreeStyleリブレLink」
を使用することにより、
リブレリーダーが必要なくなり、
スマートフォンをかざすだけで
24時間いつでも気軽にグルコース値を測定できるようになりました。
今までは血糖値測定のたびに
穿刺器具やセンサーを消耗していましたが、
リブレはその必要もなく、じつに経済的です。
血糖変動を「点」ではなく「線(グラフ)」で見れるようになった
今までの血糖測定では、
その都度の血糖値を記録するだけの
「点」のデータでしかありませんでした。
しかしリブレは、
センサーがグルコース値を15分ごとに保存しており、
過去8時間のグルコースデータを
わかりやすいグラフで表示してくれます。
つまり、
血糖変動の推移が
「線」
でわかるようになったのです!!
担当医がいつでも自分の血糖変動データを見れるようになった
「リブレview」というデータ管理システムに登録することで、
FreeStyleリブレで測定したグルコース値のデータをもとに、
分かりやすい多種多様なレポートが自動的に作成され、
そのデータをいつでも担当医が見れるようになりました。
FreeStyleリブレLinkアプリを使用してグルコース値を測定した場合は、
その都度自動的にデータがアップロードされます。
これによって、のちに担当医との間で
奇跡のような出来事が起こりました。
それは次項で・・・・・・
朝の高血糖は改善された?
担当医との奇跡の出来事
1型糖尿病になって3年。
最近の1番の課題・・・・・・
それは朝の高血糖。
暁現象なのか・・・ソモジー効果なのか・・・
それとも、ただの食べ過ぎ呑み過ぎなのか・・・・・・😅
※「暁現象」と「ソモジー効果」について、詳しくは以下の記事の「就寝前の低血糖、および起床時の高血糖について、改めて対策を聞く」項をお読みください。
【近況報告】定期検診 2020/11/21
続きを見る
今まで様々な憶測をもとに、
色々な対策を講じてきましたが、
結局何をやっても解決できませんでした。
※2021年6月20日~29日までの朝食前血糖値一覧表
いったいこの状況をどう打破すれば良いのか・・・・・・
6/30の昼休み。
私はそんなことを考えながら、
ネットの情報を読み漁りつつ、
リブレで見れるようになった
ここ数日のグルコース値グラフをよく見ました。
※6/22~6/25のグルコース値グラフ
確かにどの日も、
夜中の3時の時点では低血糖は起こしておらず、
目標範囲内(70~180)のグルコース値。
逆に3時を機に朝に向かって、
グルコース値が上がっていっているように見えます。
6/19の定期検診からトレシーバを増やして、
1日9単位打つようにしていました。
しかし、それでも本当はまだ足りないのでは・・・と思い、
実はここ数日で9➡10➡11と
トレシーバを徐々に増やして打っていました。
トレシーバについてネットをよく見ると、
「成人では、初期は1日1回4~20単位を皮下注射する」
と、どのサイトにも載っています。
私のCペプチド値は絶賛枯渇中💧
つまり・・・・・・
20単位とは言わずとも、
もしかして15単位くらいは打ってもいいのではないか・・・・・・
そんな事を考えていた、
まさにその時!!
「・・・・・・ブルブル、ブルブルッ」
突然、携帯が鳴りました。
画面を見ると・・・・・・
なんと電話をかけてきたのは、
私の担当医でした!!
こんな急に担当医から電話がくる事は今まで無かったので、
何かまずい事があったのか・・・・・・
私は恐る恐る電話に出ました。
KOU「・・・・・・もしもし」
すると担当医は電話口で、
思いもよらなかった話を始めました。
担当医「リブレViewで、いつもグルコース値のデータを見させてもらってます。」
そして、
担当医はさらに続けました・・・・・・
担当医「グラフを見て思ったんだけど・・・・・・」
・・・
・・・・・・
担当医「KOUさん、これ明らかにトレシーバが足りないね!!」
まさかの担当医の言葉に、
私は思わず興奮を隠しきれませんでした。
KOU「い、いまさっきまで、まさにその事を考えていたんですよぉぉ~!!!!」
まさか同じタイミングで同じ事を考えていたとは・・・・・・
担当医の話は、
まさに自分がさっきまで考えていた事と一緒。
グラフを見る限り、基礎のインスリン、
つまりトレシーバが明らかに足りないと・・・・・・
担当医「とりあえず13打くらいから始めてみて、
様子を見ながら14打とかにしてみましょうか」
この日から、トレシーバを大幅に増量。
11打だった打数を13打にしましたが、
すぐに結果は変わりませんでした。
結局1週間ぐらい朝の高血糖はおさまらず。
その間私は、トレシーバの量を
13➡14➡15と徐々に増量。
すると、
7/6ついに・・・・・・
グラフを見る限り、
夜中3時からのグルコース値の上昇も抑えられています。
その後も経過は順調。
結局7月中、朝の高血糖は
4回に抑える事に成功しました!!
※2021年7月7日~31日までの朝食前血糖値一覧表
その後も私は、
リブレで表示されるグルコース値のグラフと
毎日にらめっこしながら試行錯誤を繰り返しました。
そして現在は・・・
トレシーバを18打打っています。
トレシーバ打数大幅変更に伴う変化とは?
トレシーバの打数を大幅に増やした事で、
ノボラピッドやノボリンRの打数にも変化がうまれました。
以前の夕食時には、
その日の食事によってノボラピッドを6〜8打、
飲酒を伴う場合はノボラピッド2〜3打、
ノボリンRを5打打っていました。
しかし、
トレシーバ(基礎インスリン)を増やした事で、
ノボラピッドやノボリンRを
そこまで打数打たなくても良くなりました。
そして現在は・・・
夕食時は、ノボラピッド 4〜5打、ノボリンR 2打で
きちんと朝の高血糖を抑えることに成功しています。
ただ、基礎インスリンであるトレシーバがだいぶ効いているので、
朝食前や昼食前の超速攻型インスリンの打数が多いと、
午前や午後に低血糖になる事が何回かありました。
ちなみに現在は・・・
超速攻型インスリンは、朝は4〜5打、昼は炭水化物の量によって2〜5打にしています。
超速攻型インスリン「フィアスプ」の導入
今回の定期検診で、
新たなインスリンの導入が決まりました。
その名も
「フィアスプ」
インスリンの種類としては、
超速攻型でノボラピッドと一緒。
ただ、ノボラピッドは打ってから効果が現れ始めるのに
10分〜20分かかると言われているのに対して、
フィアスプは10分未満と言われています。
※フィアスプとノボラピッドの違いについて、詳細は以下の記事をお読みください。
今までは、朝など時間が無い時でさえ、
ノボラピッドを打ってからは作用発現時間を考慮して、
少し時間をおいてから食事をとっていました。
しかし、フィアスプにはその必要が無く、
打ってからすぐ食べても良いのです。
ちなみに現在は・・・
朝と昼 ➡ フィアスプ 夜 ➡ ノボラピッド に使い分けています。
障害年金3級認定に向けて
障害年金3級の取得に向けて、
5月から動き出してはや2ヶ月・・・・・・
前回の定期検診時には、
担当医に書いてもらう書類を病院側へ渡しましたね。
その書類も無事記入してもらい、
現在は次の段階に突入中。
詳細は・・・・・・
また後日改めて、詳しく報告することにします。
まとめ
検査結果としては、
今回はかなり良かったですね!!
何と言っても、
HbA1cが0.8%も下がったのは
かなりの好成績と言えます。
今後もリブレを駆使してこまめにグルコース値を測りながら、
より良い血糖値コントロールが出来るように、
日々精進していきたいと思います!!