(出典:プロレスリング・ノア公式)
こんにちは、KOUです。
9.18名古屋国際会議場を皮切りに、熱戦が繰り広げられた
「N-1 VICTORY 2020」
優勝決定戦が行われた10.11エディオンアリーナ大阪大会は、
AbemaTVで独占無料生配信されました。
今大会は、メインの優勝決定戦はもちろんのこと、
その他にも豪華ラインナップが組まれました。
一体どんな大会となったのか・・・・・・。
それでは見ていきましょう!!
第3試合 8人タッグマッチ
📅N-1 VICTORY 2020優勝決定戦 10・11大阪大会
📢第3試合
杉浦貴&桜庭和志&藤田和之&ケンドー・カシン🆚拳王&マサ北宮&征矢学&稲村愛輝
杉浦軍vs金剛。チーム力が勝るのは!?
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結果▶️https://t.co/ZvpSlp6BNS
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勝者:藤田和之
14分14秒 パワーボム→エビ固め
3.29後楽園ホールで行われた、潮崎豪とのGHCヘビー級タイトルマッチ。
試合開始のゴングから、30分以上にもわたる「視殺戦」を繰り広げた、
あの伝説のGHC戦から約7ヶ月ぶりにNOAH参戦を果たした藤田和之。
今大会では、杉浦貴、桜庭和志、ケンドー・カシンとの豪華タッグとなりました。
杉浦軍の中で、この日は特にカシンが躍動。
拳王としびれるような打撃・関節技の応酬をしたかと思えば、
コーナーで征矢に謎の水攻撃を浴びせるなど、カシンワールド全快(笑)
水を浴びせかけるカシン!!! @ABEMA で視聴中 https://t.co/bCOvRbnxd0 #noah_ghc pic.twitter.com/nEwctTjoZE
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対する金剛は、特にキャリアの浅い稲村が大奮闘をみせました。
藤田に対して臆することなく果敢に向かっていく姿には、
強いメンタルと将来性を感じます。
その分、藤田の何倍返しにもあうわけで・・・・・・
さすがの藤田も今回ばかりは、3カウントが入った後(やりすぎたか・・・)といった感じで、
少しだけ稲村を気遣うような表情ををみせていたように見えました。
稲村にケガが無ければ良いですが・・・
第4試合 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権
📅N-1 VICTORY 2020優勝決定戦 10・11大阪大会
📢第4試合 GHC Jr.ヘビー級タッグ選手権
小川良成&HAYATA🆚原田大輔&小峠篤司
王者の貫禄か!?原田&小峠が復活Vか!?
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勝者:原田大輔
24分32秒 片山ジャーマンスープレックスホールド
※原田&小峠組が第41代選手権者となる
9.23後楽園ホール大会で電撃復活を果たした桃の青春タッグが、
GHCジュニアタッグのベルトを奪取しましたぁ~!!
あの「アメトーーク!」で35年間見た目が変わらないと言われた小川が、
いつもより髪の毛をやや短くしたようで、気合が入ってるように見えました。
小川の手中から抜け出せない原田!! #n12020 @ABEMA で視聴中 https://t.co/bCOvRbnxd0 #noah_ghc pic.twitter.com/DnGig64Ltj
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一方の桃の青春タッグも、あれだけ長年敵対視していた原田と小峠が、
NOAHジュニア王座を独占し、完全に1強状態だったSTINGERの牙城を崩す為、
色々なしがらみを経て、自分のユニットを裏切ってまで再び組んだわけですから、
この試合絶対負けるわけにはいきません!!
試合では、懐かしの連携技から新しい連携技まで、
桃の青春タッグの「過去」と「未来」を両方感じさせてくれました。
試合終盤、小峠のミサイルキックでエプロンの小川を場外に分断した桃の青春タッグは、
原田が強烈なニーアッパーから片山ジャーマンを決め、HAYATAから3カウント。
じつに3年10ヶ月ぶり4度目のジュニアタッグチャンピオン戴冠となりました!!
勝利の余韻に浸る間もなく、FULL THROTTLEの吉岡&YO-HEYが乱入、
ベルトへの挑戦を表明し、桃の青春タッグも受けて立つ姿勢をみせ了承。
次のGHCジュニア戦の試合後も桃の青春タッグはリングに上がり、
ジュニアベルト防衛を果たしたSTINGERの鼓太郎に対し、原田が挑戦を表明。
桃の青春!!大阪でGHCJr.タッグ奪還!! #n12020 @ABEMA で視聴中 https://t.co/bCOvRbnxd0 #noah_ghc pic.twitter.com/79qQleOjO4
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🎤激戦のを王者の貫禄で仕留め、GHC Jr.防衛を決めた鈴木鼓太郎!
そこに原田大輔と小峠篤司が乱入!!原田大輔「次は俺が、GHCジュニアへ挑戦する!」
鈴木鼓太郎「断る理由はない。お前の好きなところでやってやるよ」#noah_ghc #n12020 pic.twitter.com/47uxKGHdCx
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原田が、ジュニアのシングルもタッグも積極的にベルトを狙う姿勢を見せているのに対し、
小峠は冷静というか冷めているというか、何か元気がないように見えたのは
はたして気のせいでしょうか・・・・・・。
※小峠の過去の軍団の移り変わりについて、詳しくは以下の記事をお読みください。
【混沌!】NOAH「N-1 VICTORY 2020」9.23後楽園ホール
続きを見る
鼓太郎も試合後、桃の青春タッグの復活について、
鼓太郎らしいある意味的を得た発言をしています。
📣鈴木鼓太郎がGHCジュニア防衛成功
「(覇王に対して)やればできるじゃねえか。
(次期挑戦者 原田に対して)新しいノアJr.を作るのにあんな古いもん持ち出したの?桃の青春なんて。本末転倒じゃない。」
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奇跡の復活から即タッグチャンピオン戴冠をはたしたものの、
今後も一筋縄ではいかなそうな桃の青春タッグ、これからも注目ですね!!
第6試合 8人タッグマッチ
📅N-1 VICTORY 2020優勝決定戦 10・11大阪大会
📢第6試合
潮崎豪&谷口周平&モハメド ヨネ&稲葉大樹🆚丸藤正道&武藤敬司&船木誠勝&望月成晃
個性がぶつかり合う8人タッグ!
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勝者:船木誠勝
22分24秒 ハイブリッドブラスター→体固め
武藤が、潮崎の持つGHCヘビーのベルトに標準を合わせた事により、
戦前は潮崎と武藤の絡みに期待が集まりましたが、
この試合では何といっても、谷口が事あるごとに武藤にからむからむ!!
ただ、場外で谷口は何回も武藤を鉄柵にふってましたが・・・・・・
武藤は膝が悪いから走れないんですね(苦笑)
武藤に対しては、他の攻撃を観たかったような気もします。
今大会の試合前には、武藤の新日本プロレス時代の先輩であり、
元GHCタッグ王者の佐野巧真の「プロレス卒業セレモニー」が行われ、
さすがの武藤も感傷的な気持ちになっていたとのこと。
今日、NOAHのリングで佐野さんのプロレス卒業セレモニーがあった。今後は焼肉屋のチャンピオンになって欲しいな!だけど、マスターズだけ参戦してくれねぇかな?(笑) pic.twitter.com/iQ8tWjVqmN
— 武藤 敬司 (@muto_keiji) October 11, 2020
だが、この試合での谷口の執拗な攻撃に、そんなセンチな気持ちは吹き飛んだそうです。
この試合では、潮崎のコンディションの悪さと、
船木・望月のコンディションの良さが特に目立ちましたね。
稲葉はWRESTLE-1の元ヘビー級チャンピオンとしてからNOAHにやってきましたが、
この日もいまいちインパクトを残せず。
N-1にもエントリーされなかった稲葉。
NOAHで今後どう戦っていくのか・・・・・・。
試合は船木がハイブリッドブラスターでヨネを仕留めましたが、
試合が決まっても、武藤は谷口に足四の字固めを決めたまま解かず。
試合が終わっても武藤の四の字は解けず!!! @ABEMA で視聴中 https://t.co/bCOvRbnxd0 #noah_ghc pic.twitter.com/n1cdhSb50N
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) October 11, 2020
丸藤らに止められているにもかかわらず、立ち上がろうとする谷口の足に
さらに低空ドロップキックで追撃、珍しく怒りの形相を見せました。
武藤敬司が激怒? 試合後も攻撃、怒りの形相! ノアマットで新たな因縁が勃発(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース #noah_ghc #n12020 https://t.co/IFbhP9JKjj
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) October 14, 2020
試合後武藤にやられっぱなしだった谷口は、武藤を追いバックステージへ。
1対1でのシングルマッチを要求しました。
快勝のM's alliance
バックステージになんと谷口周平が登場、武藤敬司に一騎討ちを懇願!谷口「一対一でやらせてください。お願いします!」
武藤「じゃあ、次どっかセッティングしてくれ。コンディション作っとけよ。」
結果▶️https://t.co/ZvpSlp6BNS
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丸藤に「やって意味あんのか」「得なんて1ミリもない」とまで言われた谷口。
最後は谷口の熱意に折れた武藤が対戦を承諾しましたが、
ここまで言われた谷口は、もう絶対に負けるわけにはいかなくなりましたね。
第7試合 N-1 VICTORY 2020優勝決定戦
📅N-1 VICTORY 2020優勝決定戦 10・11大阪大会
📢第7試合 N-1 VICTORY 2020優勝決定戦
清宮海斗🆚中嶋勝彦
今年のN-1覇者が遂に決まる!勝利を手にするのは!?
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勝者:中嶋勝彦
25分24秒 ダイヤモンドボム→片エビ固め
※中嶋勝彦がN-1 VICTORY 2020優勝
8.30カルッツ川崎大会にて衝撃の裏切り劇を演じ、金剛入りした中嶋。
※詳細については、以下の記事をお読みください。
【衝撃展開】NOAH 8.30カルッツかわさき大会
続きを見る
今大会では谷口に敗れたものの、新必殺技「ダイヤモンドボム」を武器に、
圧倒的な強さで勝ちあがりました。
一方の清宮は、初戦で望月と30分引き分け、次戦ではマサ北宮に敗れ、
1敗1分けという最悪のスタート。
そこから何とか3連勝をはたし、意地の決勝進出となりました。
この2人の対戦は、N-1の前身である「グローバル・リーグ戦」の2年前の決勝戦と同じ顔合わせ。
この時は、清宮がタイガースープレックスホールドで中嶋を破り、初優勝を果たしています。
試合は序盤、オーソドックスな腕の取り合いなど静かな立ち上がりを見せましたが、
その均衡を破ったのはやはり中嶋。
場外でのラフ殺法や、ニタニタしながらリングに戻っての重たいミドルキック!!
笑う中嶋!!この蹴り!!! #n12020 @ABEMA で視聴中 https://t.co/bCOvRbnxd0 #noah_ghc pic.twitter.com/bAoGQWMT0w
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) October 11, 2020
最近の中嶋恒例の「シャッタータイム」こそ意地で防いだ清宮ではありましたが、
中嶋の要所要所での重たい蹴りに、徐々に試合を優位に進められました。
それでも清宮は反撃し、コーナー最上段からのリバースDDTや、
今シリーズから使い始めたジャンピングニーパッドなどで追い詰め、
タイガースープレックスホールドを決めるもカウント2。
ここで清宮は再度タイガースープレックスホールドを狙うも、
未然に防いだ中嶋は、隙をついて超強烈なハイキック一閃!!
中嶋のハイキック命中!!! #n12020 @ABEMA で視聴中 https://t.co/bCOvRbnxd0 #noah_ghc pic.twitter.com/rGhLUQ5fsD
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ここから鬼と化した中嶋は、四つん這いの清宮の顔面もランニングで蹴り上げ、
とどめのダイヤモンドボムで3カウントを奪い去りました。
マイクを持った中嶋。
相変わらず清宮に対しては「ヒーローごっこ」と罵倒。
そして・・・「この過酷なリーグ戦を制した俺が今一番強い」と言い放つ。
ここで黙っていられない現王者潮崎がリングインするも、
「出戻りチャンピオンが、リーグ戦も勝たずに何ここに来たんだ」と一蹴。
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🎤N-1 VICTORY 2020優勝者は中嶋勝彦🔥🔥
最強の男となった中嶋の前に現れたのは…潮崎豪!!
\中嶋「清宮海斗…やっぱりお前は、ヒーローごっこなんだよ!おうおう。今さらどうした?”出戻り”のチャンピオン…仕方ねぇ。ベルトを賭けて、お前の挑戦受けてやるよ!」#noah_ghc #n12020 pic.twitter.com/IhApuKes3x
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) October 11, 2020
さらに詳しく
潮崎豪は2012年末にNOAHを退団、翌2013年7月に全日本プロレスに入団するも2015年9月に退団。2015年11月よりNOAHにフリーとして参戦し、翌2016年6月NOAHに再入団をはたしています。
潮崎が全日本プロレスに主戦場を移してからも、
中嶋は台所事情の苦しいNOAHでずっと戦ってきました。
「今はオレの方が強いんだよ。ベルトをかけて、お前の挑戦受けてやるよ!」
中嶋がそう言い放つやいなや、潮崎はきびすを返して無言でリングを立ち去りました。
退場時、解説の小橋の前に立ち止まり、いつもの通りニヤリと笑った中嶋。
小橋は後日次のようにツイートしています。
中嶋勝彦 N -1優勝おめでとう!
試合後に、放送席に来てニヤリとして挑発的にオレの事をじっと見ていた…瞳の奥には" 純粋にプロレス大好きなヒーロー・中嶋勝彦が見えた "
その時見えたのは中嶋悪彦ではなかった。 pic.twitter.com/Nk6t6NK82F
— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) October 12, 2020
中嶋の裏切りからのAXIZ解散で始まった潮崎と中嶋の抗争。
11.22横浜武道館でのタイトルマッチが決定しました。
これはもう見逃せませんね!!
N-1を終えて・・・今後の展望
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11月22日横浜武道館大会
GHCヘビー級選手権開催決定‼‼‼
\
"NOAH the CHRONICLE vol.4"
📅11月22日(日)16:00~
🏢横浜武道館👑GHCヘビー級選手権試合
潮崎豪(第33代選手権者)
vs
中嶋勝彦(挑戦者)第33代選手権者の5度目の防衛戦#noah_ghc pic.twitter.com/VaGKfxgz3V
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) October 11, 2020
豪華なメンバーで開催された今年のN-1 VICTORY。
終わってみれば、中嶋の圧倒的な強さが目立った大会となりましたね。
得意の蹴りだけではなく、あの桜庭和志と堂々寝技で渡りあうなど、
これまでの「空手少年=蹴りの選手」というイメージから、
いまや完全なトータル的レスラーとしての力を身に着けたように見えます。
そして実力プラス、現在は「悪としての魅力」も備わった中嶋。
2002年12月、史上最年少の15歳9カ月でデビューして話題をさらい、
空手天才少年としてあらゆる団体で活躍、レスラー人生18年となりました。
しかし身長175cmの小柄な中嶋は、ヘビー級転向後、
なかなか思ったような成績をあげることが出来なかったように思います。
そんな中、同学年の新日本プロレスのオカダ・カズチカや、
1学年下で健介オフィスの元後輩、全日本プロレスの宮原健斗の活躍は、
正直悔しかったに違いありません。
2016年、新日本プロレスのG-1に出場していた当時は、
「俺は・・・・・・止まらねぇ!!」をキャッチフレーズにしていましたね。
2016年 新日本プロレス「G-1 CLIMAX」での中嶋選手のインタビュー記事はこちら
現在の中嶋は、実積こそオカダや宮原にはまだまだ劣りますが、
いまや確実にオカダや宮原と肩を並べるくらいの実力派レスラーになったと言えるでしょう!!
そんな中嶋が勢いのまま潮崎からベルトを奪うのか・・・・・・
一方の潮崎も、裏切りや「出戻りチャンピオン」発言など、
中嶋にやられたい放題のまま、タイトルまでも奪われるわけにはいきません!!
元AXIZの二人の今後から、俄然目が離せませんね!!