プロレス

【怪獣大戦争!!】NOAH 4.29 名古屋国際会議場大会

怪獣大戦争

(出典:プロレスリング・ノア公式)

 

こんにちは、KOUです。

 

大熱狂のうちに幕を閉じた、

11年ぶりの日本武道館大会から早2ヶ月半。

 

その後、まさかの

武藤敬司NOAH電撃入団という

超ビッグサプライズもありましたね!!

 

KOU
三沢が旗揚げしたNOAHに武藤が入団・・・・・・昔なら誰も思いつかなかったろうな

 

 

現在ノリに乗ってるNOAHの

4.29 名古屋国際会議場大会。

 

GHCJr.タッグ選手権のほか、

「怪獣大戦争」と題して、

GHC2大タイトルマッチが行われました。

 

 

一体どうなったのか・・・・・・。

 

それでは一緒に振り返っていきましょう!!

 

 

 

第7試合 GHCナショナル選手権試合

 

 

勝者:杉浦貴

18分08秒  オリンピック予選スラム→体固め

 

3.21後楽園ホール大会で、

盤石の第3代王者だった拳王から完璧な3カウントを奪い、

みごと第4代GHCナショナル王者となった藤田和之。

 

藤田がNOAHのベルトを巻く日がくるとはねぇ・・・・・・
KOU

 

そんな藤田に対し、試合後リングにあがったのは

まさかの同じ杉浦軍、杉浦でした。

 

「俺は強い藤田和之と戦いたい」

 

まさかの杉浦の挑戦表明に、

藤田も握手を交わして受諾。

 

初防衛戦は、刺激的すぎる同門対決となりました。

 

KOU
でもこれは、個人的に以前から是非見たかった対決なんだよね~!!

 

 

藤田と杉浦は、くしくも同じ1970年生まれの50歳。

そしてともに、元レスリング全日本選手権チャンピオンであります。

 

これまでプロレス界では、

お互い別々の道を歩んできましたが、

藤田は2019年からNOAHに参戦。

 

杉浦貴率いる「杉浦軍」のメンバーとして

同じユニットで活動することに・・・・・・。

 

KOU
この2人が組んだら、ちょっと卑怯な感じもするよね

 

そんな2人が遂に、

一騎打ちで相まみえる機会がやってきました!!

 

前哨戦となった4.18後楽園では、

とても同門とは思えないほどの激しい攻防を繰り広げ、

最後は藤田が非情な顔面蹴り3連発で、杉浦を失神KO葬。

 

最近のプロレス界ではすっかり珍しくなった

殺気漂う殺伐とした試合。

 

藤田と杉浦の2人のタイトル戦なら、

本番ではもっと凄い試合になるのでは・・・・・・と

以前から期待値は上がりに上がっていました。

 

戦前、藤田のにらみ合いには付き合わないと言っていた杉浦。

 

試合開始のゴングが鳴ると、

杉浦は公言通りにらみ合いには付き合わず、

果敢に突進して顔面に前蹴りを見舞いました。

 

 

KOU
いつから「にらみ合い」が藤田のお家芸になったのかね💧

 

 

しかしここから藤田は怒涛の反撃。

場外で杉浦を4方向の鉄柵に次々と投げつけ、

杉浦は完全グロッキー状態に。

 

 

KOU
こりゃ~ヤラれた方はたまらんね~!!

 

 

その後、ブレーンバスター合戦を制した杉浦は、

コーナーに藤田を詰め、怒涛のエルボー連打。

 

 

KOU
あの藤田の巨大な顔面にエルボーを打ち込んで、杉浦も「ヒジごたえ」があったろうね!!

 

 

しかし、これで火がついた藤田。

起き上がって強烈なエルボーと張り手を打ち返し、

杉浦は思わずコーナーにダウン。

 

 

KOU
これは・・・喰らいたくない!!

 

 

それでも杉浦は、前哨戦でKOされたサッカーボールキックをかわすと、

藤田の左足をアンクルホールドで捕獲。

リング中央で2分近く締め続けられた藤田は大ダメージ。

 

 

KOU
藤田のこんな苦悶の表情、なかなか見たこと無いかもねぇ・・・・・・

 

 

その後、ジャーマン、ラリアットの打ち合いに勝った藤田は、

強烈なビースト・ボムからの顔面蹴り2連発!!

 

 

KOU
こりゃ~、どっちもエグい!!

 

 

あまりの強烈な技の畳みかけに、

完全KOとなった前哨戦の再来か・・・・・・と思われましたが、

3発目の顔面蹴りを何とかかわした杉浦は、

オリンピック予選スラムを完璧に決め、戦況を五分に戻しました。

 

 

KOU
意外と、藤田もきちんと受け身取ってるよね~

 

 

ここから二人は

激しいエルボー、張り手合戦を展開。

お互い一歩も引かない、刺激的なシバキ合いに・・・・・・

 

 

 

KOU
90㎏の杉浦が、120㎏の藤田と真っ向から打撃で打ち合えるって、ホント凄いよな~!!

 

 

この壮絶な打撃戦に、ラリアットで終止符を打った藤田でしたが、

一瞬のスキをついて、杉浦が2発目のオリンピック予選スラムを叩きこみ、

その後は左右のエルボーの連打で藤田を追撃。

 

そしてなんと、藤田のお株を奪う非情な顔面蹴りを2連発!!

藤田は完全にグロッキー状態に・・・・・・。

 

 

杉浦軍同門対決、どっちもホントに容赦ないよねぇ~!!
KOU
KOU
実質、この顔面蹴りで勝負ありだったね!!

 

 

ぐったりした藤田を強引に引きずり起こした杉浦。

 

鬼の形相で、この日3発目のオリンピック予選スラムを決め、

昨年5月に陥落して以来となる、2度目のナショナル王座戴冠を果たしました。

 

 

KOU
いやぁ~、こんな試合が見たかった!!
藤田、あっぱれだよ!!
KOU

 

以前の藤田和之と言えば、

相手に合わせない、スイングしないことで、

プロレスファンからは

「プロレスが出来ないプロレスラー」

というレッテルを貼られていたように思います。

 

KOU
それが、プロレスの試合をする上での、藤田なりのブランディングだったのかな
ホントはフランケンシュタイナーも出来るし、器用なんだけどね
KOU

 

 

それがどうでしょう・・・・・・

 

伝説のにらみ合いを展開した潮崎とのGHCヘビー戦。

GHCナショナルベルトを奪取した拳王戦。

そして今回の杉浦戦。

 

本当にNOAHに来てからの戦いは、

毎回大興奮を生んでいます。

 

NOAH参戦当初は、

「頼むからNOAHの試合を壊さないでくれよ」と願っていましたが、

以前の藤田和之とは違いました。

 

今の藤田は、技も逃げずに受けるし、

反対にNOAHの選手も、藤田の技を受けきります。

 

意外に藤田とNOAHは相性が良かったのかもね~!!
KOU
KOU
ちょっと藤田は、もうちょい体を絞った方がいいかもなぁ・・・・・・

 

以前の、「プロレスラーとしての藤田和之」は、

正直プロレスファンからの信頼が薄かった印象ですが、

NOAHに来てからの藤田は、

完全にファンの信頼を勝ち取っていると言えます。

 

この日のタイトル戦も、

前哨戦の内容ををしっかりと上回った上で、

ビッグマッチのセミファイナルを見事に務めあげました。

 

 

試合後は、白目をむいて完全に失神状態だった藤田。

 

 

KOU
これは・・・・・・さすがにちょっとやり過ぎ??(笑)

 

 

大の字のままピクリとも動かない藤田は、結局担運ばれて退場。

杉浦はそんな藤田を座礼しながら見送りました。

 

 

KOU
ライガー戦での鈴木みのるといい、座礼はホントすがすがしいよね!!

 

杉浦はマイクを握り

「藤田、ありがとう」

と感謝の言葉を述べると、タッグパートナーの桜庭和志がリングイン。

 

マイクを握った桜庭は

「(ベルトが)似合うね」

「・・・・・・欲しいな、欲しいなぁ・・・・・・」

と暗に挑戦を表明。

 

 

 

杉浦は、桜庭が昨年12月に拳王に挑戦して敗れていることを持ち出しましたが、

「みんないるからジャンケンで勝ったら挑戦受けてやる」と提案。

 

結局杉浦はジャンケンに負けてしまい、

GHCナショナル選手権は再び、

杉浦軍の同門対決となる事が決定的になりました。

 

 

対藤田戦とは、また違った色の試合が期待される、

桜庭との一戦。

 

5.30三沢光晴メモリアル大会での

タイトルマッチが緊急決定しました!!

 

 

KOU
これも楽しみだね~!!

 

 

試合後の控室でのインタビューでは、

藤田に対する熱い気持ちを語った杉浦。

 

 

藤田の容態も気になるところですが・・・・・・

本当に気持ちの良い試合でした!!

 

 

 

第8試合 GHCヘビー級選手権試合

 

 

勝者:武藤敬司

22分53秒  シャイニングウィザード→体固め

 

KOU
盤石の武藤、二度目の防衛に成功~!!

 

 

今回の武藤敬司とマサ北宮の一戦のキーワード。

 

それは・・・・・・

 

「マサ斎藤」

 

 

挑戦者であるマサ北宮は、健介オフィスに所属していた新弟子時代から

故・マサ斎藤さんに鍛えられ、プロレスを叩きこまれた、

まさに北宮にとっては故・マサ斎藤さんは師匠とも呼べる存在。

 

そして、故・マサ斎藤さんの座右の銘である

「GO FOR BROKE(当たって砕けろ)」

の精神を受け継ぎ、

「マサ」の名を引き継いだ継承者と言えます。

 

※「令和の獄門鬼」マサ北宮の紹介VTRはこちら

 

一方のGHCヘビー級王者である武藤にとっても

故・マサ斎藤さんは心の師であり、

日本人レスラーとして同じアメリカマット界でトップを張った先駆者。

 

そんな2人が今回、GHCヘビー級のベルトをかけてシングル初対決。

 

前哨戦となった4.18後楽園ホール大会では、

最近のマサ北宮の十八番となりつつある、

故・マサ斎藤さん直伝の監獄固め→頭突き→流血→レフェリーストップで

武藤を血祭りにし完全勝利。

 

人工関節の武藤に対し、どちらかと言えばこれまで、

NOAHの選手は武藤の膝を攻めてこなかった印象でしたが、

マサ北宮は試合前から「人工関節を粉砕する」と宣言。

 

それに対し、試合前武藤は

「(監獄固めは)1回やって免疫は出来ているので大丈夫」

「あいつ(北宮)が、マサ斎藤イズムを受け継いでいいのか、俺が査定してやる」

と、上から目線で挑発。

 

この日の北宮は、

普段着ている金剛のイメージカラーの赤のタイツではなく、

故・マサ斎藤さんと同じ「日の丸」と「JAPAN」の文字が入った

黒のタイツで気合の登場。

 

 

KOU
ある意味、時代と逆行したコスチュームだけど・・・・・・それだけリスペクトしてんだね

 

 

序盤はいつも通り、

武藤がグラウンドの攻防で北宮を完全に支配。

 

 

KOU
武藤をグラウンドで支配する選手を見てみたいもんだ

 

ねちっこいグラウンド地獄を脱した北宮は、

宣言通り武藤の膝をじわじわ攻め始めました。

 

 

KOU
地味に見えるけど、武藤のガラスの膝が壊れないか、ヒヤヒヤしちゃったよ~💦💦

 

武藤もドラゴンスクリューからの足四の字固めで逆襲。

さらに攻め立てるも、ここで北宮の「マサ」スイッチに点火。

 

 

KOU
マサ斎藤を体現してるって事だろうけど、やり過ぎはちょっと隙を生むよね

 

ここから武藤がシャイニングウィザード、

北宮がサイトースープレックス(ひねりを加えたバックドロップ)を放ち

両者ダウン。

 

 

KOU
わりかし、あの投げにくい大きな武藤をきれいに投げ切ってるよね

 

北宮はここからスピアーをはさんで、

エグいニークラッシャーで、武藤の両膝をリングに叩きつけました。

 

 

KOU
武藤の苦悶の表情からして、相当強烈だったよこれは!!

 

チャンスと見た北宮はここで必殺監獄固め→頭突きを狙うも、

武藤はまさに免疫が出来ていたのか、頭突きは回避。

 

 

KOU
こういうところは、武藤の経験値が生きてくるよな・・・・・・

 

何とか逃れた武藤。

しかし、ドラゴンスクリューを狙って足を取った隙をついて、

北宮の強烈な頭突きが炸裂!!

 

 

KOU
こりゃ~効いたね!!

 

 

ここから、パイルドライバー、

さらにサイトースープレックスを決めた北宮。

 

勝負と見るや、二度目の監獄固めに入り、

その状態から、先程決められなかった強烈な頭突き⚡!!

 

 

これは力の逃げようがないからキツい!!
KOU
KOU
この頻度で北宮が毎試合頭突き→流血してたら、ブッチャーの額みたいになっちゃうな~💧

 

 

今回は頭突きした北宮の額がパックリと割れましたが、

それでも気合の表情で絞り上げ、武藤にギブアップを迫りました。

 

 

KOU
武藤の膝の状態を考えたら、ホントに拷問のような技だな~

 

何とかロープに逃れた武藤でしたが、

なおも北宮は武藤をコーナーに追いやり、

レフェリーの静止をふりきって膝にしがみつき攻撃。

 

しかし、ここで武藤の閃きが炸裂。

 

北宮ともつれた末に四つん這いになったレフェリーを踏み台にして、

必殺シャイニングウィザードを発射!!

 

 

KOU
正直段取りっぽい感じもしたけど、とりあえず久しぶりに閃き見たなぁ~!!

 

 

さらに前と後ろからシャイニングウィザードを決めた武藤。

 

最後は、相手を武藤自身のフレームに入れていく得意アクションから、

狙い定めたとどめのシャイニングウィザードで北宮を吹っ飛ばしフィニッシュ。

 

GHCヘビー級王座2度目の防衛に成功しました。

 

 

やはり武藤は絵になる男だわ~!!
KOU
KOU
北宮は、また一歩届かなかったねぇ・・・・・・💧

 

 

試合後は、M’s allianceの丸藤正道がマイクを握り、

ベルトに挑戦表明。

 

一瞬、戸惑いを見せた武藤でしたが、

最後はプロレスLOVEのウルフサインで丸藤とタッチを交わし、

挑戦受諾の意思を示しました。

 

 

丸藤は、グレート・ムタとは

2019年の11.2両国国技館大会で対戦していますが、

武藤敬司とは正真正銘の初シングルとなります。

 

NOAHは試合後、

6.6さいたまスーパーアリーナでの

「CyberFight Festival 2021」

にて、武藤と丸藤のGHC戦を緊急決定!!

 

 

KOU
丸藤と武藤だから、5.30三沢メモリアルかなぁ~と思ってたけど、やはりサイバーファイトの目玉にする方を取ったか💡

 

NOAHを旗揚げした故・三沢光晴さんの永遠のライバルだった武藤が、

三沢さんを師と仰ぐ丸藤の挑戦を受けて立つことになります。

 

また、武藤は北宮に対しては試合後、

実力を素直に認めるような発言。

 

 

KOU
あと一歩のところまで攻められてたからね・・・・・・でもその一歩が果てしなく遠い・・・・・・

 

 

俺がマサ北宮の後見人になってやるとまで発言した武藤。

これに奮起して、マサ北宮にもここから再び巻き返して欲しいものですね。

 

 

 

今後の展開について

 

 

コロナ禍の中、

4.29 名古屋国際会議場大会を終えたNOAH。

 

次のビッグマッチは、5.30大田区総合体育館での

「三沢光晴メモリアル 2021 -Forever in our hearts-」

そして、6.6さいたまスーパーアリーナでの

「CyberFight Festival 2021」

となります。

 

GHCナショナル王者となった杉浦は桜庭と、

GHCヘビー級王者を防衛した武藤は丸藤と、

それぞれベルトを賭けて、シングル初対決が決定。

 

KOU
これは両方とも楽しみだわぁ~!!

 

丸藤は過去、

故・三沢光晴さんに勝って

GHCのベルトを巻くことは結局出来ませんでした。

 

丸藤正道 vs 三沢光晴 GHCヘビー級戦の歴史

 

  • <2006.12.10 日本武道館>   (25分32秒  雪崩式エメラルド・フロウジョン→片エビ固め)※丸藤が3度目の防衛に失敗、三沢が第11代選手権者となる
  • <2007.9.29 大阪府立体育会館> (26分28秒 変形エメラルド・フロウジョン→体固め)※三沢が5度目の防衛に成功

 

武藤は北宮とのGHC戦試合後、

丸藤について以下のように語り挑発。

 

 

丸藤は三沢さんの永遠のライバルだった武藤敬司を倒して、

GHCのベルトを巻く事ができるのか・・・・・・

 

はたして・・・・・・。

 

 

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