こんにちは、KOUです。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が
いまだ解除されない状態で始まった令和3年春場所。
例年春場所と言えば大阪府立体育会館で行われますが、
コロナ感染拡大を受けて、昨年の九州場所同様、両国国技館で行われました。
今場所の注目点は、照ノ富士の大関復帰なるかどうか。
そして、白鵬・鶴竜両横綱の進退問題。
鶴竜は、進退を懸けて出場予定だった春場所初日の3日前の11日に、
一転して休場を発表。
当初は、来場所以降の現役続行を希望していましたが、
24日突如引退を表明。
一方の白鵬は、初日2日目と出場し白星をあげたものの、
昨年手術した右膝の状態が思わしくなく、3日目から休場。
19日には再び右膝の手術を受け、復帰までには最低2ヶ月かかるとの事。
これで来場所の5月夏場所も休場が決定的。
次に出場予定の7月名古屋場所で全てを懸けると話しており、
白鵬が7月の名古屋場所に進退を懸けて臨む意向のようです。
両横綱の去就で、まさに土俵の内外で荒れる春場所となりましたが、
はたしてどんな場所となったのか・・・・・・
それでは一緒に振り返っていきましょう!!
14日目を終えて・・・優勝争いは?
【大関復帰に大きく前進 照ノ富士!
優勝争いは?】#照ノ富士 - #朝乃山#大相撲 #春場所 十四日目照ノ富士と朝乃山、今場所すべての動画はこちらから↓↓https://t.co/veAW5527ZI
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14日目を終えての優勝争い
- 3敗 照ノ富士
- 4敗 貴景勝 高安 碧山
優勝争いの行方
- 〇照ノ富士 ー 貴景勝 × ➡ 12勝3敗で、照ノ富士が3度目の優勝。
- × 照ノ富士 ー 貴景勝〇 × 高安 ー 碧山〇➡照ノ富士、貴景勝、碧山が11勝4敗で並び、優勝巴戦。
- × 照ノ富士 ー 貴景勝〇 〇 高安 ー 碧山×➡照ノ富士、貴景勝、高安が11勝4敗で並び、優勝巴戦。
照ノ富士が本割で勝てば、すんなりと3度目の優勝。
しかし照ノ富士が敗れるとなると、優勝巴戦となります。
高安にいったい何が起こった??
【高安 単独トップを守れるか?】#高安 - #若隆景#大相撲 #春場所 十三日目
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今場所の優勝争いを引っ張ったのは、
元大関の東小結高安。
2017年夏場所後に大関に昇進。
優勝まであと一歩に何度も迫るも、結局優勝経験は無し。
その後は度重なるケガに見舞われ、
3度目のカド番で迎えた2019年11月場所では、
大相撲史上初の、幕内土俵入りを済ませた後、
支度部屋でぎっくり腰になり突然の休場。
その後再出場しなかった為、大関陥落。
大関在位場所数15場所という短命大関に終わっています。
そんな高安は今場所、初日明生に敗れたものの、
その後10日目まで破竹の9連勝。
12日目を終えた段階では、
2敗で単独トップを走っていました。
しかし、13日目に若隆景に敗れると、
14日目の翔猿との対戦では、
十分な体勢になるも土俵際の逆転劇でまさかの敗北。
連日の自滅で、
あっという間に照ノ富士にトップを奪われてしまいました。
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千秋楽は4敗同士の碧山との一番。
碧山に勝てば、
照ノ富士の結果によっては優勝巴戦進出の可能性もありましたが・・・・・・
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11日目からの終盤戦が1勝4敗。
高安は、見事に自ら転げ落ちていってしまいました😅
しかし、今場所10勝をあげたのは事実。
来場所以降の成績によっては、
大関復帰の足掛かりとなった可能性はあります。
187cm、172㎏の立派な体格で、まだ31歳。
2020年7月には、演歌歌手の杜このみと結婚し、
来年には子供も産まれるという高安。
来場所以降の成績が、今後の高安にとって、
非常に重要になってきますね。
令和3年 大相撲春場所千秋楽 結果は??
東 | 決まり手 | 西 |
東大関 ● 貴景勝 | 押し出し | 照ノ富士 〇 東関脇 |
照ノ富士が本割で3度目の優勝を決めましたぁ~!!!
【照ノ富士 3度目の優勝!!!
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負ければ優勝巴戦となる千秋楽の貴景勝との一番。
昨年11月場所では、優勝決定戦で敗れた相手。
さすがの照ノ富士も緊張したのか、
立ち合いはいつもの体当たりではなく、
貴景勝の右のかいなを手繰りに行くも失敗。
土俵際まで追い込まれました。
しかしここから冷静に、左からのおっつけで形勢逆転。
貴景勝が強引に小手に振ったところに体を寄せ、
最後は渾身の力で押し出しました。
とはいえ、今場所の照ノ富士は序盤から大きな相撲が目立ち、
正直またヒザをケガしないかとヒヤヒヤしました。
結果として相撲に安定感を欠き、10日目を終えて7勝3敗。
ところが終盤戦に入り、相撲内容を修正。
特に13日目の正代との一番では、立ち合いと同時に左前みつを取り、
そのまま引き付けて寄り切り圧勝。
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この一番で完全に勢いづいた照ノ富士。
その後14日目の朝乃山、千秋楽の貴景勝にも勝ち、大関戦3連勝。
本当にこれまで、
波乱万丈の相撲人生を送ってきた照ノ富士。
※照ノ富士の波乱万丈の相撲人生について、詳細は以下の記事の「今場所の照ノ富士はどう?」項をお読みください。
【優勝力士決定!!】令和2年 大相撲九州場所千秋楽
続きを見る
大関昇進の基準が、直前3場所合計33勝と言われている中、
見事に36勝を挙げた照ノ富士。
八角理事長は、大関昇進を諮る理事会の招集を明言。
理事会で承認されなかった例はなく、
事実上、照ノ富士の2度目の大関昇進が決まりました。
特例(大関陥落後、翌場所10勝以上で大関復帰)によらない大関への復帰は、
1977年初場所の魁傑以来、実に44年ぶり2人目の偉業となります。
31日に2度目の大関昇進伝達式が行われ、
正式に「大関 照ノ富士」が再び復活します!!
来場所に向けての展望
<千秋楽の様子>
優勝した照ノ富士は、師匠の伊勢ヶ濱審判部長から優勝旗を授与されました。優勝決定の一番はコチラ↓https://t.co/B92thWY0kJ
十両の取組 宇良ー貴源治↓https://t.co/L0F2wzc1k5#sumo #相撲 #春場所 #三月場所 #東京 pic.twitter.com/XiWTjSLpeO
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) March 28, 2021
一度は序二段まで落ち、
師匠の伊勢ケ浜親方に当時何度も
「辞めさせて下さい」と訴えたという照ノ富士。
優勝インタビューで「辞めなくて良かったですね」と問われると、
「・・・・・・そうですね。良かったです」
と言葉に詰まりながらも、喜びを噛みしめていましたね。
来場所は照ノ富士を加えた4大関で迎える夏場所。
白鵬は休場が確実な為、
順調にいけば、来場所も照ノ富士中心の優勝争いとなりそうです。
とはいえ、両ヒザとの闘いは、引退するまでずっと付きまとうことになります。
今場所の中盤までのような強引な相撲は、
いつケガを再発してしまうかわからない為、非常に危険です。
先程述べた13日目の正代戦のような、
立ち合いから前みつを取って引き付け、前に出る相撲を一番でも多く取れれば、
近い将来、他の3大関よりも先に、横綱になれる可能性を秘めています。
一方、正代、貴景勝、朝乃山の3大関のふがいなさは気になります。
このまま照ノ富士に独走させるわけにはいきませんね。
専門家から言われているのは、やはり圧倒的な稽古不足。
本人達にも考えは当然あるでしょうが、
やはり稽古に勝るものはないです。
来場所以降、
この3大関の誰が反撃ののろしをあげるのか、注目ですね!!
そして最後に・・・・・・
改めて、鶴竜関今までお疲れ様でした。
<鶴竜引退会見>
(約20年の土俵人生を振り返って)
「16歳で夢を持って日本にきて、一日でも早く関取に、幕内に、三役、とどんどん夢を叶えて最後は横綱という夢を叶えた。
人間としても男としてもお相撲さんとしても成長させてもらった。」#相撲 #三月場所 #春場所 #鶴竜 pic.twitter.com/wRoNOsKFBg— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) March 25, 2021