大相撲・格闘技

【新横綱優勝なるか?】令和3年 大相撲秋場所千秋楽

土俵

 

こんにちは、KOUです。

 

新型コロナウイルスによる、

4度目の緊急事態宣言は、結局9月30日まで延長。

 

今場所もまた、

緊急事態宣言下での開催となりました。

 

KOU
もう・・・・・・すっかり慣れたもんだよね

 

 

今場所も感染リスクを考慮し、

予定通り観客上限5000人で開催。

 

KOU
満員の観客が声を上げて応援する光景はいつ戻ってくるのでしょう・・・・・・😭

 

 

今場所は、先場所全勝優勝の白鵬と、

リベンジにかける新横綱照ノ富士の対戦を期待していたのですが・・・・・・

 

場所前になんと、

宮城野部屋の力士2名が新型コロナウイルスに感染していることが判明。

 

日本相撲協会は秋場所について、

宮城野部屋に所属する白鵬や炎鵬など

力士全員を休場させることを決めました。

 

KOU
こればっかりは仕方ないけど、がっかりだったなぁ・・・・・・
白鵬的には、案外この休場はラッキーだと思ってたりしてね~💦
KOU

 

新横綱の照ノ富士は、

いきなり一人横綱の重圧を背負うことになりました。

 

さて、いったいどんな場所となったのか・・・・・・

それでは一緒に振り返っていきましょう!!

 

 

 

14日目を終えて・・・優勝争いは?

 

 

 

14日目を終えての優勝争い

  • 2敗 照ノ富士
  • 3敗 妙義龍

 

まさかの妙義龍ぅぅ~!!
KOU
KOU
照ノ富士は新横綱の場所で一人横綱の重圧か・・・・・・思いのほか苦戦したよね

 

 

13日目を終えて、2敗の照ノ富士を

1差の3敗で遠藤、阿武咲、妙義龍が追う展開で14日目へ。

 

遠藤はかたさが目立ち、

逸ノ城にあっけなく突き落とされ4敗に後退。

 

阿武咲は、関脇で7敗とあとが無い明生との対戦で、

立ち合いの注文相撲にあっけなくはたき込まれ、こちらも4敗に後退。

 

KOU
このままでは、14日目で照ノ富士の優勝が決まるんじゃ・・・・・・💧

 

 

そんな空気が流れる中、

残る3敗の妙義龍が正代と対戦。

 

 

KOU
全盛期の千代の富士のような、立ち合い左前まわしからの一気の攻め!!
正代は・・・・・・ホントに情けないよぉ💧
KOU

 

 

まるでどっちが大関かわからないかのような、

妙義龍会心の相撲内容で正代を破り、3敗を死守。

 

照ノ富士の前で無言のプレッシャーを与えました。

 

照ノ富士の対戦相手は、

よもやの3連敗から見事立て直し、

なんとかカド番を脱した大関貴景勝。

 

本調子ではないとはいえ、

復調した貴景勝は決して楽な相手ではありません。

 

 

KOU
ちょっと強引な投げだったけど、何とか勝った感じだね~

 

毎日の横綱土俵入りも、新横綱で一人横綱も

照ノ富士にはもちろん初の経験。

 

ここ数日の照ノ富士の相撲内容には

さすがに疲れを感じさせますね。

 

優勝争いの行方

  • × 妙義龍 ー 明生〇 ➡ その時点で、照ノ富士が5度目の優勝。
  • 〇 妙義龍 ー 明生×   〇 照ノ富士 ー 正代×  ➡ 照ノ富士が13勝2敗で5度目の優勝。
  • 〇 妙義龍 ー 明生×    × 照ノ富士 ー 正代〇 ➡ 照ノ富士、妙義龍が12勝3敗で並び、優勝決定戦。

 

少なくとも、妙義龍には明生に勝って欲しい!!
KOU
KOU
できれば千秋楽の結びの取組は、割崩しで照ノ富士ー妙義龍にして欲しかったよな〜

 

 

さらに詳しく

※割崩しとは?

場所終盤に下位で好成績の力士が出た場合などに、

横綱対大関・大関同士の対戦を消滅させて、上位力士と充てること

 

 

照ノ富士は、勝てば歴代9人目となる

新横綱の場所での優勝となります。

 

過去の新横綱優勝

  • 明治44年夏場所  第22代横綱 太刀山 10戦全勝
  • 大正7年夏場所    第27代横綱 栃木山 9勝1敗
  • 昭和13年春場所  第35代横綱 双葉山 13戦全勝
  • 昭和24年春場所  第40代横綱 東富士 10勝2敗1分
  • 昭和36年九州場所 第48代横綱    大鵬   13勝2敗
  • 昭和58年秋場所  第59代横綱 隆の里 15戦全勝
  • 平成7年初場所    第65代横綱 貴乃花 13勝2敗
  • 平成29年春場所  第72代横綱 稀勢の里 13勝2敗

 

KOU
稀勢の里の千秋楽の相手は、くしくも照ノ富士だったよね

 

 

 

令和3年 大相撲秋場所千秋楽 結果は??

 

 

決まり手 西
西前10     妙義龍 肩透かし 明生   西関脇

 

 

 

照ノ富士の5度目の優勝が決まっちゃいましたぁ~!!!

 

 

 

KOU
さすがに妙義龍ちょっと硬かったかぁ~💦💦
明生は4勝7敗からよく勝ち越したわ!!
KOU

 

妙義龍は立ち合い当たるもその後足が出ず、

明生の肩透かしを食らい敗戦。

 

勝負が決した直後の妙義龍の表情が、

いかに優勝を意識していたかがわかりましたよね。

 

とはいえ、妙義龍の頑張りが無ければ、

今場所は早々と照ノ富士の優勝が決まってしまっていたかも知れません。

 

ベテラン34歳妙義龍、立派な技能賞でした!!

 

 

 

そして・・・・・・

自身の取組前に優勝が決まってしまった

照ノ富士の結びの一番。

 

 

 

 

決まり手 西
東大関     正代 寄り切り 照ノ富士   西横綱

 

 

 

照ノ富士は左前まわしが早かったね!!
KOU
KOU
正代はつま先立ちでバタバタするばかり・・・・・・いい加減、もっと稽古して頑張ってくれよ~💦💦

 

 

照ノ富士は立ち合い正代の左前まわしを取ると、

その後も慌てずに攻め、最後は右の上手もガッチリ引き、

右を巻き替えようとする正代を盤石の形で寄り切りました。

 

KOU
今場所後半の照ノ富士は、左四つになる機会が多かったような・・・・・・
まぁ上手でも下手でも、左を取れば強いんだよなぁ~!!
KOU

 

 

 

今場所の照ノ富士はどうだった?

 

先場所は、横綱白鵬との千秋楽全勝対決に惜しくも敗れたものの、

14勝1敗と文句のつけようがない成績で、第73代横綱となった照ノ富士。

 

白鵬休場でいきなり一人横綱となった今場所でしたが、

8日目には玉鷲の考えた攻めをしのいでストレート給金。

 

 

KOU
玉鷲はなかなか考えたねぇ~!!でも照ノ富士には通用しなかったねぇ~!!
新横綱の中日での勝ち越しは稀勢の里以来6人目なんだってさ✨✨
KOU

 

 

これは、新横綱での全勝優勝もあるのでは・・・・・・

 

そんな声も聞かれ始めた翌9日目。

 

ちなみに今場所9日目といえば、

こんな衝撃の一番がありましたね!!

 

 

 

なんときれいな一本背負い!!
KOU
KOU
東京オリンピックの柔道でさえ、こんなきれいな一本背負いは無かったでしょ!!

 

 

照ノ富士9日目の相手は、

優勝経験もある西前頭4枚目の大栄翔。

 

 

KOU
な~んかさがりを掴むのにこだわっちゃったのかな?
大栄翔の右ひじのサポーターが宙を舞ったね
KOU

 

立ち合い直後に照ノ富士に下がりをつかまれた大栄翔でしたが、

なりふり構わずに右のど輪、右はず押しで攻め、

最後はもろ差しで見事寄り切りました。

 

照ノ富士にとっては横綱昇進後、

初の金星献上となってしまいましたね。

 

もっと詳しく

※金星とは?

平幕以下の力士が横綱に勝つこと。

(小結以上の役力士が横綱に勝っても金星にはならない)

ちなみに金星1つにつき4万円が場所ごとに支給され、引退するまで支給される。

 

 

KOU
金星獲得数1位の安芸乃島は相当もらっただろうね~💦💦

 

ここら辺から、疲れもたまってきたのか、

照ノ富士の相撲内容が少しずつ精彩を欠くようになりました。

 

10日目、11日目と勝ったものの、

12日目西関脇明生との一番。

 

 

KOU
素晴らしい立ち合いからの速い攻めだった!!
ちなみに明生って四股名、本名の名前の方からそのまま取ったらしいよ
KOU

 

実は2011年技量審査場所初土俵の同期生である二人。

 

序の口時代から対戦があり、

7度目の対戦で明生は初めて照ノ富士を破りました。

 

明生が新十両に上がった5年前、

会見で明生は次のように語っています。

 

いつか同期の照ノ富士関と戦えるぐらいに番付を上げたいです

 

 

KOU
明生にとっては、実に感慨深い勝利になったね!!

 

 

これで一時はどうなるのかと不安視された照ノ富士でしたが、

その後は御嶽海、そして先程お伝えした通り貴景勝を破り、

千秋楽も正代に完勝。

 

見事新横綱での優勝を決めたのでした。

 

 

 

KOU
常に落ち着いてるし、驕り(おごり)高ぶらない・・・・・・ホントに成長したよね

 

 

 

来場所に向けての展望

 

 

白鵬休場による一人横綱の責任をはたし、

見事優勝を決めた照ノ富士。

 

ヒザの状態は毎場所気にはなりますが、

相撲内容を見る限り、他の力士との実力差は相当ありそう。

 

よほどの事がない限り、

しばらくは照ノ富士の優勝が続くかも知れませんね。

 

一方、貴景勝・正代の両大関は、

今場所8勝するのがやっと。

 

二人とも、大関に上がる頃の力強い相撲は、

一体どこへ行ってしまったのでしょうか・・・・・・

 

特に正代は、場所前の合同稽古で

気の入っていない胸出しに加え、

稽古開始から他の関取、親方らと次々と談笑。

 

春日野理事(元関脇栃乃和歌)に

 

「なめてんのか💢」

「それが大関か、おい💢💢」

「おしゃべりするなら来るな💢💢💢」

「もっと貫禄見せろよ💢💢💢💢」

 

と、激しい叱責を受けています。

 

映像見たけど、ありゃ怒られても仕方ねぇわ
KOU
KOU
同い年の照ノ富士の活躍が悔しくないのかぁ~💢💢💢

 

朝乃山がこうなってしまった今、

大相撲を盛り上げるには、両大関の活躍は不可欠です。

 

期待しているだけに、もどかしい現状。

何とか頑張ってもらいたいです。

 

そして、大栄翔の復調や

豊昇龍・霧馬山・若隆景などの新しい力が加われば、

来場所はさらなる盛り上がりが期待できるでしょう・・・・・・

 

期待して来場所を待ちましょう!!

 

 

 

※2021/10/1追記

 

 

そして・・・

 

 

遂に・・・・・・

 

 

 

千秋楽の翌日27日、

横綱白鵬が引退の意向を固めたとの報道。

 

 

 

KOU
う~~ん・・・・・・やはり限界だったか💧
全勝優勝しての引退・・・・・・まさに白鵬らしい引き際なのかもね
KOU

 

 

エルボー並みのかち上げや張り手などの品格問題、

優勝後に自ら観客を促しての万歳三唱・三本締め、

負けて自ら手を挙げ審判団に物言いを要求するなど・・・・・・

 

過去に物議を醸した言動は枚挙にいとまがない白鵬。

 

しかしそれと同時に、

過去に類を見ない様々な大記録を打ち立てました。

 

 

🏆白鵬 主な大記録🏆

優勝回数 横綱在位
【1】白鵬      45回 【1】白鵬     84場所
【2】大鵬      32回 【2】北の湖    63場所
【3】千代の富士   31回 【3】千代の富士  59場所
通算勝利数 横綱通算勝利数
【1】白鵬     1187勝 【1】白鵬     899勝
【2】魁皇     1047勝 【2】北の湖    670勝
【3】千代の富士  1045勝 【3】千代の富士  625勝
連続優勝 連勝記録
【1】白鵬 朝青龍 7場所 【1】双葉山    69連勝
【2】大鵬     6場所 【2】白鵬     63連勝
【3】千代の富士  5場所 【3】千代の富士  53連勝

 

 

KOU
これはボルトの100m世界記録同様、しばらくは破られないだろうなぁ・・・・・・

 

 

そして10月1日。

 

白鵬の引退と年寄間垣襲名会見が開かれました。

 

 

KOU
遂に・・・・・・この日が来てしまったなぁ・・・・・・😭😭😭
引退報道から会見まで時間がかかったのは、やっぱ誓約書とか色々あったんだろうな
KOU

 

最初に相撲界に入れるかもわからなかった

入門したての頃のエピソードを話す場面では、

同席した宮城野親方への感謝を述べながら、

珍しく涙をこらえる場面もありました。

 

KOU
さすがにこのシーンにはグッときたね

 

 

この引退会見でまずびっくりした事。

 

それは、引退を決めたのがここ最近ではなく、

全勝優勝を果たした名古屋場所の10日目であったこと。

 

 

目標としていた2桁勝利を達成したことで、

 

「これであと5日間取り切れる」

「出来れば優勝して引退したい」

 

そう思い、宮城野親方をはじめ、

部屋の人々に引退の意向を伝えたそうです。

 

引退を決意しての全勝優勝だったって訳だね
KOU
KOU
結局照ノ富士は事実上、リベンジを果たすことさえ出来なくなったんだな~💦💦

 

しかも医師からは、

「次に右ヒザを痛めた場合は、人工関節になる」

と言われていたそうです。

 

KOU
まぁ、武藤敬司は人工関節でも頑張ってるけどねぇ~
KOU
本当はもっと早く引退すべきだったんだろうね

 

 

そしてもうひとつ印象的だったのが、

白鵬が語った「横綱相撲」について。

 

 

まずは型を作って、その型ができあがったときに型を破る。まさに型をもって型にこだわらない。

 

土俵の上では手を抜くことなく、鬼になって勝ちにいくことこそが横綱相撲と考えていました。

 

 

横綱に昇進してからすぐの白鵬はしばらくの間、

「日本人以上に日本人らしい」

ともいわれ、言わばヒールの朝青龍に対して、

まさに善玉の愛される横綱でしたよね。

 

その後、ライバル朝青龍は数々の問題を起こし引退。

 

その後、白鵬自身は理想の相撲道を追い求め、

双葉山が相撲の奥義を語る時に使った言葉

「後の先」

の追及に没頭しはじめました。

 

KOU
ライバルがいなくなって、自分の理想を究めるしかなかったんだろうね

 

 

しかし、後の先の体得は一筋縄ではいきませんでした。

 

「相手に先に攻めさせて、実は自分が先に相手を制する」

 

これは逆に言えば、

立ち合いで一気に吹き飛ばされるリスクもありました。

 

唯一親身になって話を聞いてくれていた

理解者である大鵬さんも他界。

 

このあたりからか、

どちらかというと優等生だった白鵬に

かつての朝青龍のようなヤンチャな行動が目立つようになり、

協会の常識や相撲文化の慣例に背く言動が増えて、

すっかり日本にとってのヒールのような存在になってしまいましたね。

 

KOU
まさに蝶野正洋の白➡黒へのヒールターンみたいだったよね
まさに白鵬から黒鵬になっちゃった感じ💧
KOU

 

 

今まで相撲協会や横綱審議委員会から、

数々の注意喚起があったことに対しては以下のように話していました。

 

横審の先生方の言葉通り直したい時期もありましたし、それを守った場所もあったと思います。

だけどまた、度重なるけががあり、理想とする相撲が出来なくなったことは反省していますし、残念に思っています。

 

KOU
本当に白鵬にとって、勝つことが横綱としての品格であり正義だったんだよね
この問題について、初めて白鵬自身の口から気持ちを聞いた気がするな
KOU

 

 

今後は年寄間垣を襲名。

宮城野部屋の部屋付き親方として、後進の指導にあたる白鵬。

 

色々ありましたが、

歴史に名を残す大横綱であったことは間違いありません。

 

未来の相撲界の為、

何とかネクスト白鵬と呼ばれるような力士を育てて頂きたいですね。

 

本当に・・・

本当に・・・・・・長い間力士生活お疲れ様でした!!

 

 

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