(出典:新日本プロレス公式)
こんにちは、KOUです。
8/29(土)開催された、新日本プロレス神宮球場大会。
大盛況のうちに幕を閉じました。
それでは第1~3試合を、順に感想を述べていきましょう。
第1試合 シングルマッチ
マスター・ワト vs 金丸義信
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SUMMER STRUGGLE in JINGU
\第1試合は@Master_Watoと@kmaru0923のスペシャルシングルマッチ
一体どんな闘いを見せるのか…
マスター・ワト × 金丸義信
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勝者:金丸義信
7分31秒 前方回転エビ固め
金丸が、一瞬の隙をついて3カウントを奪いました。
全日本プロレスやNOAHを経て、現在鈴木軍に所属する金丸義信。
かつては丸藤正道やKENTAの前に、厚き壁となって立ちはだかっていました。
身体能力もさることながら、確固たる技術力もあり技も的確。
巧みなインサイドワークで相手を手玉に取る姿はもはや職人の域。
一時はぽっちゃりとした体形でしたが、2007年頃から肉体改造を行い、
ボディメイクのパーソナルトレーナーとしても活動しながら、
44歳となる現在もコンディションを維持しています。

対するマスター・ワト。
2020年7月3日、無期限海外遠征から帰国し、
「プロレス界のグランドマスター。新日本プロレスの頂点を取りに行きます。」
と宣言するも背後からDOUKIに襲われ、結局はセコンドの肩を借りて退場するという、
ある意味、前代未聞の凱旋帰国となってしまいました
過去の先輩レスラーの華々しい凱旋帰国を考えると、今後が心配ではありますが・・・

そうは言っても、打撃にキレはあるしトリッキーな空中技や投げ技もあり、
充分な素質を感じさせるのも事実。
まだ23歳と若いので、今すぐ結果を期待するのは少し酷なのかもしれませんね。
突然ワトのバックアップを約束した天山との関係や、棚橋・田口ら本隊との絡みなど、
今後の展開に期待したいところではありますが・・・
9/6千葉幕張での試合後、高橋ヒロムからはこんな辛口発言も出ています。
「オイ、ワト。先輩から一つ、ありがたい言葉だ。いつまでもよ、そんな年老いた人間にハイハイ聞いてるうちは、グランドマスターなんかなれねえぜ、バーカ!」
こういった発言を受け、これからワトがどう自己主張していくのか、
ここはあたたかく見守っていきましょう。
第2試合 KOPW2020決勝4WAY戦
オカダ・カズチカ vs 矢野通 vs SANADA vs エル・デスペラード
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SUMMER STRUGGLE in JINGU
\序盤から大混戦のKOPW2020
初の栄冠を掴むのは一体…
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勝者:矢野通
7分01秒 オカダにローブロー 横入り式エビ固め
矢野が見事やってくれましたね~!!(笑)
オカダの提唱によってこの度新設された『KOPW2020』の決定戦。
突然のことで、まだオカダの真意を理解できていない方も多いのではないでしょうか。

試合は完全に矢野を中心にまわっていましたね。
同じCHAOSのオカダと共闘したり裏切ったり・・・
かと思えば、パラダイスロックで長時間動けなくなったり・・・(笑)

今回は4WAYでの一戦という事で、正直難しさもあったと思います。
試合時間も7分台と、若干短い印象でした。

この『KOPW2020』とは、試合内容で魅せるというよりは、
多様なルールを毎試合設けることで、こういうのもまたプロレスの魅力なんだよという、
プロレスの奥深さを伝えてくれるようなタイトルなのかも知れません。
次戦もすでにエル・デスペラードが立候補しており、
どのようなルールが適用されるのか注目しましょう。
また、オカダとSANADAに関しては、ひとまず今後はG1に向けて、
頭を切り替えて頑張ってほしいですね。
第3試合 NEVER無差別級選手権試合
(王者) 鷹木信悟 vs 鈴木みのる (挑戦者)
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SUMMER STRUGGLE in JINGU
\NEVER無差別級選手権試合は壮絶はどつきあい
最後までリングに立っているのは…
@Takagi__Shingo × @suzuki_D_minoru
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勝者:鈴木みのる
14分56秒 ゴッチ式パイルドライバー 体固め
「プロレス王」鈴木みのると、
今や「新・名勝負製造機」の呼び声高い鷹木信悟の初シングル。

一体どんな試合展開になるのか・・・
第3試合という位置づけではありましたが、
ネット上でもこの日1番期待されているカードでした!!
激しい肉弾戦を制した鈴木みのる。
やはり、言うまでもなく素晴らしいレスラーです。

いまや同世代の選手の中では圧倒的なコンディションを誇っているみのる。
数年前に肉体改造をして、ぽっこりしていたお腹もすっかり引っ込み、
現在も現状維持どころか、まだまだ進化をとげている印象で
若手レスラーにもスタミナ負けすることはありません。
またみのる特有の「口撃」も相変わらず健在
試合前、みのるは鷹木に対して言いたい放題。
「後ろ髪が長いのが嫌い。妙に姿勢がいいのも、めっちゃハイウエストなのも気持ち悪い。」


試合は期待されていた通り、のっけから激しいエルボー合戦などゴツゴツとした展開。
みのるは元パンクラス。
張り手やエルボー、キックなど打撃はいつもキレッキレ。


一方の鷹木。
DRAGONGATE時代から群を抜いたパワーと圧倒的な存在感。
2018年10月8日両国大会にて、内藤のパレハとして新日本に参戦。
DRAGONGATEは基本みんな体が小さいため、鷹木の肉体やパワーは
団体内では群を抜いていましたが、新日本では一体どうなのか・・・

新日本での鷹木の快進撃は周知の通り。
IWGPJr.タッグベルトの奪取や、BEST OF THE SUPER Jr.準優勝。
G1クライマックスでは矢野通、タイチ、石井智宏、後藤洋央紀を倒して4勝をあげ、
ヘビー級転向後も、NEVER無差別級6人タッグとNEVER無差別級王座を獲得するなど、
新日本プロレスの中でも、完全にヘビー級レスラーとして確固たる地位を確立しています。

試合は一進一退の攻防。
後半、鷹木が放ったショートレンジラリアットにみのるは倒れず。
なおもロープに走った鷹木に対し、みのるは鋭いドロップキックで顔面を打ち抜きました。

オカダのドロップキックは有無を言わさずキレイで天下一品ですが、
みのるのドロップキックは、右足一本で的確に相手の顔面をエグるような
これもまた天下一品のドロップキックと言えます。
@suzuki_D_minoru ”ドロップキック”#NJPWWorld Watch now▶︎https://t.co/Tj7UBJ4PjP #njpw46th pic.twitter.com/NBlWrZhDag
— njpwworld (@njpwworld) March 6, 2018

試合の流れをつかんだみのる。
最後は天を指さし、渾身のゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪い、
2度目のNEVER王座戴冠を果たしました。
ちなみにこの天への指さし、ファンやマスコミの間では様々な憶測が飛び交いましたね

昨年の屈辱のG1落選から1年・・・
このNEVER戴冠で、今年のG1参戦への通行手形をほぼ手中にしたみのる。
2020年、この男から目が離せない・・・
まとめ
21年ぶりの神宮大会。
試合は6試合と少なめでしたが、30℃を超す灼熱のリング上で、
私たちプロレスファンに向けて、しっかりとしたプロレスを見せてもらいました。

内藤の主張通り、来年以降野外でのビックマッチが恒例化されるのか・・・
今大会を踏まえて、今後にむけて課題もあるかと思いますが、
来年以降、はたして野外での大会が再び開催されるのかどうか、今から楽しみにしています。