プロレス

【感動!!】新日本プロレス BEST OF THE SUPER Jr.27 優勝決定戦 12.11 日本武道館大会

WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27

(出典:新日本プロレス公式)

 

こんにちは、KOUです。

 

新型コロナウイルスの影響で、史上初の同時開催となった

新日本プロレスの『WORLD TAG LEAGUE』と『BEST OF THE SUPER Jr.』

 

ダブルメインイベントという形で、両方ともに優勝決定戦が行われました。

 

 

『WORLD TAG LEAGUE』は、

タマ・トンガ&タンガ・ロアのG.o.Dが初優勝。

 

KOU
まぁ・・・最近流行りの「介入&反則」のオンパレードでしたが・・・😥

 

 

しかし、そんなモヤモヤした雰囲気を見事に晴らしてくれたのが、

『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝決定戦でした。

 

一体どんな試合だったのか・・・。

そして、何が起こったのか・・・・・・。

 

それでは振り返っていきましょう!!

 

 

BEST OF THE SUPER Jr. 27  優勝決定戦に進んだのは?

BEST OF THE SUPER Jr. 27  最終得点結果 

 

  • 田口隆祐 4勝5敗
  • マスター・ワト 4勝5敗
  • SHO 6勝3敗
  • ロビー・イーグルス 4勝5敗
  • 高橋ヒロム 7勝2敗
  • BUSHI 4勝5敗
  • エル・デスペラード 7勝2敗
  • 上村優也 0勝9敗
  • DOUKI 2勝7敗
  • 石森太二 7勝2敗

※デスペラード、石森、ヒロムが7勝2敗で並ぶも、石森に直接勝利しているデスペラード、ヒロムが決勝進出。

 

 

高橋ヒロムとエル・デスペラードの複雑な関係性は・・・?

ライバル

 

 

優勝戦に進んだのは、

高橋ヒロムとエル・デスペラード。

 

この二人、何といっても

2009年新日本プロレス入門の同期生。

※もう一人の同期はキング・ファレ(現バッドラック・ファレ)

 

KOU
実は・・・・・・ずっと前から、ヒロムと同期なのはEVILだと思ってました~💦😅

※ちなみにEVILは2010年新日本入門

 

 

今回のBEST OF THE SUPER Jr. 公式戦では、

デスペラードがヒロムからギブアップを奪い勝利をあげました。

 

この試合では戦前から、

デスペラードとヒロムの間で、

お互いに対する複雑な感情のやりとりがありました。

 

高橋ヒロム:

「次は(※スケッチブックのエル・デスペラードのページを示して)

なんてったってエル・デスペラード。

もう今は嫌いじゃない。

でも昔は嫌いだった

この意味、この意味をちゃんと俺が理解できれば、勝ちは確実だ」

引用:新日本プロレス公式

 

このお互いの感情の違いが、また何ともおもしろいよねぇ~!!
KOU

 

デスペラードはヒロムを大好きだと言っていますが、

ヒロムはデスペラードを昔から大嫌いだったと言っていました。

 

そんな二人の関係でしたが、今回の試合直前、

ヒロムはデスペラードに対して、

 

「昔は大嫌いだったが、今はもう嫌いじゃない」

 

「今は別に・・・」

 

と、何とも冷静な言葉を残していました。

 

 

デスペラードはこの

「別に・・・」

という言葉が引っかかっていました。

 

デスぺラードはこの

「別に・・・」

という言葉を受けて、こう思ったのではないでしょうか。

 

 

『ヒロムはべつにもう、今のオレには興味がないんだ』と・・・・・・。

 

 

ヒロムの発言の真意はともかくとして、

デスぺラードにはこの言葉が耐えられなかったのでしょう。

 

それが試合終了間際のイスでの膝への非常な攻撃、

そして試合後のマイクにつながったのではないでしょうか。

 

デスぺラードのマイクアピール:

「どうだ? オマエ、オレのこと『べつに』って言ってたじゃん。

大嫌いだって昔。俺は大好きだって言ってんのにさあ。

それが終わったと思ったら『べつに』かあ?どうだ?

『べつに』っていうのはよ、好きでも嫌いでも興味がねえってことなんだよ。

これで、また俺に興味持ってくれた?

その足でオマエは『SUPER Jr.』優勝できるもんならしてみろ」

引用:新日本プロレス公式

試合後のデスペラード:

「あいつが光れば光るほど、輝けば輝くほど、

あいつの光が強くなれば強くなるほど、

その影でゴチャゴチャやっている俺たちの影も強くなる。

がんばってくれ、ヒロム」

引用:新日本プロレス公式

 

KOU
なんか・・・恋人関係のような・・・なんとも複雑な感情のもつれあいですね💧

 

別に好きでも嫌いでもなくなった・・・

つまり、ヒロムは今の自分に興味がなくなった・・・ととらえたデスペラード。

 

現在の新日本プロレスにおいて、

実積では圧倒的にヒロムの方がデスペラードより勝っています。

 

まさに『光』の存在である高橋ヒロムに対して、

今回「別に好きでも嫌いでもない」と言われてしまったデスペラードは、

もはや『影』の存在でさえなくなってしまっていた・・・・・。

 

この現在の状況に耐えられなくなったデスペラードは、

そんなヒロムにまた興味をもってもらうため、

あえて非常な椅子攻撃をしたのでしょう・・・・・・。

 

ヒロムは試合後のTwitterで以下のように語っています。

 

KOU
これは・・・デスペラードの作戦成功ってことだね!!

 

これでヒロムは、

再びデスぺラードに興味を持ったとみて間違いないでしょう!!

 

こんな複雑で歪んだ関係性を清算する絶好の機会となった

今回の優勝決定戦。

 

デスペラードの公式戦最終戦の試合終了後、

リング上に現れたヒロムはマイクを握り、

デスペラードに対して熱い言葉を投げかけました。

 

「世界中にオレとオマエの歴史を見せてやろうぜ!」

 

 

新弟子時代からヤングライオン時代、

メキシコ修行時代、凱旋帰国後の現在まで、

様々な想いや複雑な感情が入り混じったこの優勝決定戦。

 

いったい、どんな試合になったのでしょうか・・・・・・。

 

 

「BEST OF THE SUPER Jr. 27」優勝決定戦はどうなった!?

 

勝者:高橋ヒロム

30分14秒  TIME BOMBⅡ ➡ 片エビ固め

 

KOU
高橋ヒロムが2年ぶり2度目のBEST OF THE SUPER Jr.優勝を果たしました~!!

 

2度目の優勝を目指す高橋ヒロムと、

初優勝を狙うエル・デスペラードの優勝決定戦。

 

序盤は激しいチョップ合戦を繰り広げるなど、感情ムキ出しでやり合う展開。

 

しかし途中からデスペラードは、ヒロムの左ヒザに照準を絞り、

非常なイス攻撃など、徹底して攻めまくりました。

 

リングに戻り、必殺ヌメロ・ドスで絞り上げるデスペラード。

 

決定的な場面でしたが、ヒロムは上体を起こし、

まさかのカナディアンデストロイヤーで切り返しました。

 

KOU
カナディアンデストロイヤーって、受けようによっては結構危ないよね💦💦

 

TIME BOMBを狙ったヒロムを切り返したデスペラード。

 

ヒロムをレフェリーにぶつけたのち、後ろから金的攻撃!!

 

KOU
この金的は結構がっつりイッてたね!!

 

これでヒロムの怒りに火が付いたのか・・・・・・。

 

デスペラードに渾身の右ストレートを炸裂させたヒロム。

 

そしてデスペラードのマスクを引きちぎり、

頭部を踏みつけたのち、バカにするかのように頭をはたき挑発。

 

これで、デスペラードの怒りの沸点は完全に頂点に・・・・・・。

 

完全にスイッチが入ったデスペラードはなんと、

自ら残りのマスクをはぎ取り、素顔が完全にあらわに!!

 

KOU
出たぁ~!!三上恭佑だぁぁ~!!

 

エル・デスペラードの正体は、

高橋ヒロムのデビュー戦の相手・・・・・・三上恭佑。

 

 

 

まさにエル・デスペラードから素顔の三上恭佑となり、

「同期」

として向かい合った二人。

 

ここから二人は、感情をあらわにして激しいビンタ合戦になだれ込むと、

そこから互いに馬乗りになり、なおも殴り合いを展開。

 

二人の激しい感情がビンビン伝わってくる攻防だったわぁ~!!
KOU

 

デスペラードがロコ・モノ(ナックルパート)を叩きこめば、

ヒロムも頭突きをかまし両者譲らず。

 

ラリアットの相打ちなどを経て、

デスペラードが必殺ピンチェ・ロコを狙うも、

ここでヒロムは切り返して強引にデスペラードを抱えあげると、

そのまま金具むき出しのコーナーへデスバレーボムで体ごと突っ込む!!

 

ぶっちゃけ今まで、金具むき出しのコーナーに投げつけるのって、全然痛くないと思ってた😅
KOU
KOU
デスペラードの背中が真っ赤にすりむけてたなぁ・・・・・・😖これは、マジで痛そうだった⚡⚡

 

勝負をかけたヒロムはここで完璧なTIME BOMBを決めるも、

デスペラードはカウント3ギリギリで返し、会場は大熱狂!!

 

 
ヒロムはなおも畳みかけ、

ビクトリー・ロイヤル(変形フェイスバスター)からのTIME BOMBⅡを決め、

粘るデスペラードから遂に3カウントを奪取!!

 

30分を超える死闘に見事終止符を打ちました。

 

勝敗が決した二人は、お互い大の字になりながら、

何かを語り合っているように見えましたね。

 

2014.1.4 東京ドームの柴田と後藤を思い出させる光景だったなぁ・・・
KOU
KOU
なんか・・・・・・因縁を越えて二人の青春を感じたねぇ!!

 

2009年の同期入門から、

かつてはヤングライオンとしてしのぎを削った二人。

 

その二人が時を経て今、日本武道館のメインのリングで

BEST OF THE SUPER Jr.の優勝をかけて激闘を繰り広げた・・・・・・。

 

二人の心には様々な想いが去来したはず。

 

デスペラードは、顔にかけられたタオルを自ら振り払うと、

素顔の三上恭佑のまま去っていきました。

 

KOU
これは、カッコよかったなぁ!!

 

 

そんな同期に、マイクを持ったヒロムは

 

「おいっ!デスペラード!!

お前とはこれから先も引退するまでやり続ける気がする。

デスペラード!!

ワクワクするだろ?

きょうは俺の勝ちだ!またやろうぜ!」

 

と語り掛け、デスペラードも最後まで聞いて去っていきました。


ヒロムは続けて、

「戦いたいやつがいる」としたうえで、

アメリカ「Super J Cup」の優勝者と戦いたいと宣言。

 

後日行われた「Super J Cup」では

BULLET CLUBのエル・ファンタズモが優勝。

 

1.4東京ドームで、

『BEST OF THE SUPER Jr.27』優勝者・高橋ヒロム

vs

『SUPER J-CUP 2020』優勝者・エル・ファンタズモ

が正式決定。

 

この勝者が、1.5東京ドームにて、

IWGP Jr.ヘビー級王者の石森太二に挑むことも併せて決定。

 

KOU
ここは1.4でヒロムに勝ってもらって、1.5で石森のベルトに挑戦して欲しいね!!

 

 

一方、バックステージでもデスペラードは

素顔の三上恭佑のままコメント。

 

「俺の同期、最強だろ?

でもな・・・リング上にはな・・・・・・

高橋ヒロムとエル・デスペラードしかいなかったよ、今日は」

 

KOU
このコメント・・・・・・なんかデスペラードかっこいいわぁ~!!
以前は影が薄いと思ってたけど、何だか色気のあるレスラーになりましたね
KOU

 

 

対するヒロムもバックステージでは、戦った後の素直な気持ちを吐露。

 

「相手がデスペラードで良かった」

「今の感情は限りなく好きに近いぞ」

「俺はお前と一生やり合い続けたい。本気でそう思った」

 

 

 

そして、素顔をさらしたデスペラードについて、こうコメント。

 

「あいつの素顔が見えたよ。あいつのすべてがわかった。

あいつが何者なのか、ここで言ってやるよ。

あいつは、エル・デスペラードだ。

それ以外の何物でもない。

エル・デスペラード、俺が引退するまできっと戦い続けるであろう、

現時点で最高の相手かも知れない」

 

KOU
このコメントもまた泣かせるよねぇ・・・・・・😭😭😭

 

リング上で素顔の三上恭佑をさらしたうえでも、

リング上にはエル・デスペラードしか居なかったと、偶然にも語った二人。

 

激闘を経て、二人は通じ合ったんですね・・・😭😭😭
KOU

 

 

まとめ

 

この投稿をInstagramで見る

 

Toks Fale(@toksfale)がシェアした投稿

 

 
コロナ禍による中止の危機を乗り越えて無事開催され、

大盛況のうちに幕を閉じたBEST OF THE SUPER Jr.27。

 

優勝決定戦で見た、

高橋ヒロムとエル・デスペラードの戦いは、

長年の因縁を超えて、甘酸っぱい青春物語を見たような、

何だか久々にとても清々しい気持ちにさせられました。

 

華麗なテクニックだけじゃない、純粋で武骨な感情のぶつかり合い・・・・・・

 

我々ファンの心を揺さぶる、まさにプロレスの真骨頂のような試合でした。

 

唯一無二の同期生ライバル同士が繰り広げた、

二人の11年間の「歴史」が詰まりに詰まった、

魂を揺さぶる激闘によって、

日本武道館大会は、記憶に残る素晴らしい大会となりました。

 

そしてこの一戦は決して二人の物語の終わりではなく、

まだまだずっとライバルストーリーは続いていくことでしょう・・・・・・。

 

これからの二人の戦いを楽しみにしつつ、

高橋ヒロムとエル・デスペラードには、

本当に素晴らしい試合をありがとう!!と言いたいですね!!

 

-プロレス

© 2024 IDDM×LIFE Powered by AFFINGER5